国土交通省は、高速道路の休憩施設不足に対応し、良好な運転環境を実現するため、全国3ヶ所の道の駅で高速道路からの一時退出が可能となる実験「賢い料金」を実施する。
対象となるのはETC2.0搭載車で、高速道路を降りて道の駅に立ち寄り後、一定の時間内に再進入した場合には、降りずに利用した料金のままとなる。長距離割引も適用される。
実施するのは、群馬県佐波さわ郡の「道の駅玉たま村むら宿じゅく」、愛知県新城市の「道の駅もっくる新しん城しろ」、山口県周南市の「道の駅ソレーネ周しゅう南なん」。高速道路上では看板で案内する。いずれもEV充電器や足湯、飲食施設などのサービスエリアと同等の設備を有している。
日本国内には休憩施設同士の間隔が約25キロ以上離れている空白区間が約100区間存在しており、空白区間の半減を目指し、実施状況を踏まえて追加選定する。