251㏄以上のバイクには必要な2年に1度(新車の場合は初回3年)の大行事、それは「車検」。
バイクショップに頼めばほぼ何の心配もなく、点検も込みで数日で終わる。
ただしプロに依頼するのだからそれなりに費用は掛かるのは当然のこと。
とはいえ経費を少しでも抑えたいのが人情。
そうだ、ユーザー車検を受けよう!
車検を受けるために必要なもの
1.自動車検査表(車検証)
2.軽自動車納税証明書 ←5月末までに支払った有効期限内のもの
3.現在の自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
4.継続検査申請書
5.定期点検整備記録簿(点検整備記録簿)←後日整備を受ける場合はなしでOK
6.新しい自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
加えてインターネットで車検予約が必要
〈国土交通省予約システム〉
https://www.yoyaku.naltec.go.jp/pc/reservationTop.do
*返信メールに記載された予約番号は、当日受付時に必要になるため控えておこう。
*検査を受ける陸運局は全国どこでもOK。
希望する陸運局があいていない場合は焦らずほかの陸運局をチェックしよう。
1~3はすでに自分が持っている書類だ。
車検証などとひとまとめになっている人がほとんどだと思う。
4と6については車検を受ける陸運局で入手が可能。
5については事前に点検整備を整備工場等で受けていれば持参すること。
(私は後日の点検整備にしたので、窓口でその旨を申告。というか聞かれた)
以前は印鑑も必要だったが、近年は不要になった模様。
当日書類の記入作成でバタバタしたくない!という方は、あらかじめ書類をもらってきて、自宅でゆっくり書くことも可能。
とにかく準備はしっかりとして臨みたい。
今回は1~3の書類を持って、予約を取った車検場へいざ出陣だ
土浦陸運局ではバイクのラインは1番。
ラインに入る前に、検査官の目視による検査がある。
検査項目は…
・ハンドルロック
・ヘッドライトハイ/ロー
・ウインカー
・ホーン
・ブレーキランプ(前後の動作確認)
・ナンバー灯
・マフラーをカスタムしてある場合は書類の確認(年式による)
・フレーム、エンジンナンバー
・走行距離
これらは順次、検査官に指示されるので、それに従って操作を行えばOKだ
前の車両の様子を見て予習しておくと安心。
《ここから検査ライン内は撮影禁止のため、文字だけで説明するので想像力を膨らませてほしい!》
ラインに入る手前で排ガスのチェックを受ける。
エンジンをかけてマフラーエンドに計測センサーを差し込むと自動で計測してくれる。
次に前進し、指定された位置に停止。
機械がタイヤをはさんで前後ブレーキ、スピードメーターを検査
(スピードメーターの検査は車種によって前輪か後輪かが異なる)
そのままの状態でヘッドライト光軸検査がある。
以上が終了したら、バイクを邪魔にならないところまで移動し、書類をライン内の「総合判定室」へ持ち込んでチェックを受ける。
これで車両のチェックは終了だ。
(今回ラインに入ってからの所要時間は10分くらいだった)
ヘッドライトの光軸検査だが、自身でカスタムをしていたり年式が古めだったりすると、検査で引っかかりやすい。
陸運局近くには「テスター屋」と言われる光軸をチェックしてくれる業者があるため、気になる人はあらかじめチェックしてから挑もう。
もし光軸検査でNGが出てしまっても、当日にもう1度検査を受けることが可能なので、テスター屋で光軸を直して再度検査を受けよう。
しかしそれでも通らない場合は後日、予約を取り直して再検査となってしまうので注意。
晴れて車検証をGET、次の2年も安全にバイクを楽しみたい。
後述だが、書類はマークシートで機械処理をするものがあるため、折るのは厳禁。
なので100円ショップで手に入るバインダーなどを持参することをお勧めする。
また、ラインが進むたびにバイクを押さないといけないのだが、書類を持ちながらバイクを移動させるのは大変。
そのためA4サイズのバインダーを出し入れしやすいカバンなどがあると便利。
(スクリーンに挟んでいる人も見かけたが、ネイキッドじゃできないしね。)