カスタムカーの祭典であるウルトラ・モーター・フェスティバル、略してU.M.F.が5月最後の日曜日となった30日に開催された。12回目となる今回、快晴に恵まれた会場では感染対策が万全に施され、数多くの来場者がカスタムカーを楽しんでいた。さっそく会場の模様をお伝えしよう。
晴天に恵まれ日中は30度を超える日差しとなった山梨県甲府市。近隣で随一の規模を誇る屋内展示場「アイメッセ山梨」を舞台に、12回目となるU.M.F.が開催された。朝9時半から始まるイベントだが、9時ごろにはチケットを求める人たちの行列が生まれ、待望のイベントだったことを印象付けていた。
チケット行列が収まった9時半を過ぎたころ、ランボルギーニ軍団を先頭に一般道から会場へと展示車たちが自走して来場する。カテゴリーごとに入場する車種を分けており、主催者側の工夫が感じられた。今回のイベントの主催は地元山梨・笛吹市にあるモグラハウス。カスタムカー系のイベントを各種手がけている。
入場してきた展示車たちは屋内展示場のほか、屋外にも陳列される。アイメッセ山梨がカスタムカー一色に染まるのだ。真夏のような日差しのもと、来場者たちが屋内外を練り歩き、活気ある1日になった。
屋外の展示スペースから屋内へと向かう。すると入り口付近に迷彩柄の服装に身を固めた自衛官の姿。このイベントには自衛隊が正式に協力をしていて、「自衛隊パジェロ」と呼ばれる1/2tトラックが展示されていた。内部へ乗り込むことはできないが、ドアが開けられ内部まで見えるようにされていたためマニアの熱い視線を浴びていた。
屋内へ足を踏み入れると、広大なスペースのほとんどをカスタムカーが埋め尽くし、まさに圧巻の光景。もちろん入場するには検温と消毒のほか、入場する代表者の氏名と連絡先をアンケート用紙に記入しなければならず、感染対策が徹底している。マスク着用は言うまでもないこと。
会場に数多く展示されていたランボルギーニたちは、その多くがリバティウォークによりカスタムされた個体たち。ボディキットだけでなくカラーリングにもこだわったスタイルは独創的で非常に目立つ。会場にはリバティウォークのオーバーフェンダーを装着したフェラーリ・テスタロッサも展示されていたのだが、ランボルギーニたちの迫力を前に控えめな印象すら受けたほどだった。
今や世界的な人気を誇るポルシェ911のチューナーであるラウヴェルト・ベグリフ、RWB。人気を反映してショップのホームページは全編英語で説明されているほどで、オリジナリティ溢れるスタイルに人気が集中している。この日は3台のRWBカーが展示された。
今回の目玉は映画『ワイルド・スピード』の劇中車レプリカたち。実に8台もの劇中車が集まり、数多く撮影されたシリーズで印象に残る車種たちが勢揃いしたかのようだった。このワイスピ軍団は追って詳細をお伝えする予定なので、お楽しみに!
会場の模様を駆け足に紹介したが、追って注目のカスタムカーたちを紹介する予定だ。