4月2日、グループPSAジャパンはプジョーおよびシトロエンの国内販売台数が、第1四半期における過去最高となり、好調なセールスを記録したことを発表した。
プジョーでは「208/e-208」「2008/e-2008」、シトロエンではMPVの「ベルランゴ」が牽引役
まずプジョーは、2021年3月期の新規登録台数が1911台を記録。これは前年同月比で151.1%となり、過去10年での単月の最高台数を更新した。これに2021年1月期の958台、同2月期の1038台と合わせた第1四半期の新規登録台数は3907台と、日本におけるプジョーの第1四半期最高記録となった。
記録的な数字の背景として同社は、日本カー・オブ・ザ・イヤーのインポート・カー・オブ・ザ・イヤーなど各賞を受賞したBセグメントコンパクトハッチバックの「208/e-208」およびマーケットでの伸長著しいBセグメントコンパクトSUVで人気の「2008/e-2008」が牽引し、そこにそれぞれ1月末に新世代フェイスへとモデルチェンジしたCセグメントSUVの「3008」とポストミニバンとして注目を浴びる3列7人乗りSUVの「5008」が販売に加速をつけたと分析している。
一方のシトロエンは、2021年3月期の新規登録台数が前年同月比169.2%となる944台となり、日本における単月最高台数を記録。1月期の407台、2月期の354台と合わせた第1四半期の1705台という数字も、日本におけるシトロエンの第1四半期最高をマークした。
同社の分析によると、2020年8月の正式デビュー以来、好調を維持し続けているMPVの「ベルランゴ」の注目度の高さがシトロエンブランド全体に波及していることが挙げられるという。また、ディーラー来場者数なども向上しており、「C3」や「C3エアクロスSUV」、「グランドC4スペースツアラー」「C5エアクロスSUV」の販売に好影響をもたらしているとのこと。
DSオートモビルを含むグループPSAジャパン全体でも第1四半期の販売新記録を達成
プジョーやシトロエンに加えて、2021年3月期はDSオートモビルも好調で、前年同月比146.2%となる114台を記録。これによりグループPSAジャパン全体でも第1四半期の販売台数が過去最高となった。
このたびの販売記録を受けて、グループPSAジャパンの木村隆之代表取締役社長は次のように述べている。
「コロナ禍の状況において感染拡大防止に最大限の注意を払いながら、グループ PSA傘下のプジョー、シトロエン、DSオートモビルを扱う各店舗が、この素晴らしい成果を出してくれたことに感謝いたします」