ルノー・ジャポンは4月1日付で、執行役員副社長に小川隼平氏が就任したことを発表した。小川氏はルノーの新中期計画「Reanulution(ルノルーション)」に沿った商品戦略と、DXにおける販売戦略を主に担当するとともに、アルピーヌ・ジャポンのCOOとして、アルピーヌ事業の運営にもあたる。
日産でEVエキスパートとして活躍してきた小川氏は、電動車を中心とした商品戦略とマーケティングなどを担当
このたびの発表に際して、ルノー・ジャポンの大極 司代表取締役は次のように述べている。
「ルノーは、今年1月に新しい中期計画 Renaulutionを発表しました。この計画には、2025年までにモデルラインアップを刷新・充実を図ることが盛り込まれています。これは具体的には、ハイブリッド、EVなどの 電動車に大きく舵を切ることを指しています。我々ルノー・ジャポンもこの方針に沿って、ルーテシア、キャプチャーのハイブリッドを皮切りに、電動車の導入を着実に進めて行かなければなりません。また、IT技術の進化と急速な普及により、お客様のクルマの購買行動が大きく変化していることから、これに対応したDXを推進して行くことも急務です。
これら課題に対応するため、電動車を中心とした商品戦略とマーケティング、そしてDXによる販売戦略を主に担当する副社長のポジションを新たに設け、その任に、日産でEVのエキスパートとして活躍してきた小川 隼平を当たらせることといたしました。また小川は、将来の電動化が発表されたアルピーヌについても、 アルピーヌ・ジャポンCOOとして、中・長期的な視点で事業運営に当たります。
ルノー・ジャポンは、ルノー・日産・三菱のアライアンスを活用し、ルノーと共に中期計画Renaulutionの達成を目指します」
小川氏は、2002年に日産自動車に入社。テクノロジーマーケティングや電気自動車および予防安全技術コニュニケーション、LCVなどの分野を担当後、日本EV事業部部長や日本マーケティング本部でマーケティングマネージャーオフィス担当部長を歴任。EV分野でのエキスパートとして手腕を発揮してきた。