SHOEIは、オフロードヘルメット「VFX-WR」に新柄「VFX-WR PINNACLE（ピナクル）」を追加し、5月に発売する。価格は6万円（税別）。
アグレッシブで斬新なスタイリングと、激しいアクションを妨げない機能性が融合したVFX-WR。SHOEIの新技術を惜しみなく注ぎ込み、衝撃吸収ライナー、内装、ノーズカバー、バイザーなど全てがアップデートされたSHOEIオフロードモデルのフラッグシップだ。
今回登場したグラフィックモデル「PINNACLE（ピナクル）」は、シンプルな直線とオーセンティックなグラデーションで構成された、レトロフューチャールックな最旬デザインを採用。見方によっては70-80年代のオートバイに施されたグラフィックを連想させる、どこか懐かしく、そして内に秘めたアグレッシブさも感じさせるもの。本格オフモデルはもちろんのこと、BMWのR nineT Urban G/SやモトグッチのV85 TT、ドゥカティ・スクランブラーといった、オフ系のプレミアムネオレトロモデルにも似合うデザインだ。また、センス次第でレブルなどのアーバンクルーザーにもマッチするだろう。
SHOEIの新たなオフロードヘルメットの指標となるVFX-WR。モトクロスシーンの本場アメリカで、数々のアワードを受賞したVFXシリーズの最新作として登場、同社オフロードヘルメットの旗艦として、各部に最新デザイン＆技術を導入している。
デザイン面では、従来モデルであるVFX-Wのデザインスピリットを受け継ぎながらも、よりアグレッシブさを拡大。バイザーやノーズカバーなどのパーツとシェル形状を一体化させ、迫力あるフォルムをかたち作っている。
機能面をみると、まず後頭部のリブ形状をサイドまで拡大しゴーグルの位置決めをしやすいよう改良が施されている。また、多くのライダーがバイザーの最上位置をスタンダードとすることを踏まえ、最上位置を基本ポジションとした専用設計のV-470バイザーを採用。ハードアクション中の快適性を決定するベンチレーションは、デザインを犠牲にせず従来モデルよりエアインテークを1箇所、エアアウトレットを２箇所追加。ヘルメット内部の熱気をより効果的に排出する。さらに口元の開口部の拡大も実施。ライダー本位の機能性、快適性を追求している。
高い弾性と引張り強度を有する帽体本体は、ライダーの首への負担を軽減し、集中力維持にも貢献する軽量設計。転倒の多いオフロードシーンを鑑み、ライナーにはSHOEIが新たに開発した独自の衝撃吸収構造「M.E.D.S.」(Motion Energy Distribution System)を採用した。
「M.E.D.S.」は、転倒時ヘルメットに衝撃が加わった際、インサートライナー中央にある突起を中心にインサートライナーがスイングする機構。従来モデルに比べ、頭に掛かる回転加速度を15％減じているという。
内装に採用される3D形状のウレタンパッドは、快適なフィッティングと、激しいライディングでも頭を支えるホールド性能を両立。新たに汗の多い頬部や額部には吸水速乾生地を、被り口部分には起毛生地を使用するハイブリッド内装を採用。汗の不快感を抑え、走行時の快適な装着感とヘルメットのスムーズな着脱を実現している。
・「VFX」のアイデンティティーにさらなる機能性をプラスしたアグレッシブなフォルム
・軽量設計＋より安全性が向上した独自のシェル構造
・拡大したベンチレーション性能
・従来の直線加速度に対する衝撃吸収性能を確保しながら、回転加速度を低減する独自の衝撃吸収構造「M.E.D.S.」
・ソフトな被り心地と走行時の快適性を両立したハイブリッド内装
・新設計V-470バイザー
・デザインと機能性を両立する新ノーズカバー
・緊急用ヘルメット取り外しシステム「E.Q.R.S.」
■発売時期：2021年5月
■価格：6万円（税別）
■カラー：TC-1（レッド/ホワイト）、TC-2（ブルー/ホワイト）、TC-5（マットグレー/マットブラック）、TC-8（オレンジ/ホワイト）
■サイズ：S（55㎝）、M（57㎝）、L（59㎝）、XL（61㎝）、XXL（63㎝）
■規格：JIS規格
■構造：ＡＩＭ+（Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber）強靱なガラス繊維と３次元形状とした有機繊維の複合積層構造を基に、高い弾性性能を持つ高性能有機繊維をプラス、軽量でありながらも剛性弾性に優れる高性能なシェル構造。
■シールド：CWR-F2 PINLOCK® シールド
■付属品：バイザー、バイザースクリュー、布袋、マッドガード、バイザー、反射防止シート
