今回、【モーターファンおすすめ中古車】で紹介するのは、前回に引き続き運転が楽しい「普通」のクルマ。エンジンスペックがすごいものや超個性的なものではない。100万円以内で買える運転が楽しい「普通で良いクルマ」を選定した。

今回紹介する「普通」のクルマは、見た目が特徴的なものもなければ、エンジンの出力が特別に高いわけでもない。ただただ「運転が楽しい良いクルマ」だ。スポーツカーやホットハッチなど趣味性のあるクルマではなく、あまり派手でなく「普通」に乗れる良いクルマがいいという人も少なくないだろう。今回はそんな人たちに向けて、100万円で買える運転が楽しいクルマを5選紹介する。



(「普通のクルマ」とは色々な定義があると覆うが、ここでは過不足ないエンジンパワーを持つクルマということにする)

先代レクサスIS NAエンジンが気持ちいいFRスポーツセダン

レクサスISは、レクサスが2005年の日本開業と同時に導入したコンパクトスポーツセダンだ。欧州のライバルとしては、メルセデス・ベンツCクラスやBMW3シリーズなどがあげられる。この先代ISは「感動と快感の走り」をテ-マにドライビングを愉しむための走りを追求したインテリジェントスポ-ツセダン、とレクサスは位置づけている。ここ数年でレクサスの象徴となったスピンドルグリルもこのころは採用されておらず、飽きのこないすっきりとした上品なデザインが魅力だ。



通常モデルのパワートレーンは2.5ℓ、3.5ℓNAエンジンが採用されている。2007年には、高性能モデルとして5ℓNAエンジンを積む『IS F』も追加された。もちろん『IS F』の大排気量エンジンも気持ちの良いが、「普通のクルマ」としては2.5ℓモデルがおすすめだ。最高出力215ps、最大トルク260Nmを発生する4GR-FSE型V6自然吸気エンジンは加速が非常に伸びやかで気持ちがよい。脚周りは少し硬いが不快ではなく、むしろスポーツセダンとしてはちょうどいいレベルだ。



平均中古価格は約89万円。

たとえば「IS 250 バージョンL 2005年式、走行3万000kmで車両本体価格69万円」というような中古車がある。

NAエンジンの気持ち良いFRスポーツセダンを選ぶならISがおすすめだ。

全長×全幅×全高(㎜)=4575×1795×1430

ホイールベース(㎜)=2730

エンジン:V型6気筒DOHC

駆動:FR

最高出力:215ps(158kW)/6400rpm

最大トルク:26.5kg・m(260Nm)/3800rpm

使用燃料:無鉛プレミアムガソリン

トランスミッション:6AT

車重(kg):1570

新車価格:390万円

※2005年発売当時のスペック

6代目VWゴルフ ボディサイズからエンジンパワーまですべてがちょうどいい

フォルクスワーゲン・ゴルフは言わずと知れたドイツを代表するCセグメントハッチバックだ。今回紹介する6代目ゴルフは、ボディ剛性やシャシー性能、高効率のパワートレインに磨きをかけ、また内外装デザインやインテリアの質感も高め、2009年に日本で発売された。初代ゴルフの特徴である、左右のヘッドライトをつなぐ水平なフロントグリル、バンパー下部のブラックラジエーターグリルなど、シンプルな構成を踏襲しつつ、強いキャラクターラインや洗練された曲面を駆使することにより現代的でスポーティなデザインが採用されている。



通常モデルは1.2ℓターボエンジンと1.4ℓターボエンジンの2種類のパワートレーンが用意された。また高性能モデルとして「GTI」や「R」が設定された。今回のおすすめは1.4ℓターボモデル。その中でもツインチャージャーを採用した「TSIハイライン」を選びたい。TSI+7速DSGの組み合わせは非常によく、ちょうど良いパワーとダイレクト感が絶妙だ。街乗りから遠出までこの一台で4人が快適にドライブを楽しむことができる。



平均中古価格は約70万円。

たとえば「ゴルフ TSIハイライン 2010年式、走行3万5000kmで車両本体価格48万円」というようなものがある。

ゴルフは、ボディサイズからエンジンパワーまですべてがちょうどいいクルマだ。

全長×全幅×全高(㎜)=4210×1790×1485

ホイールベース(㎜)=2575

エンジン:1.4ℓ 直列4気筒DOHC16バルブICターボSチャージャー

駆動:FF

最高出力:160ps(118kW)/5800rpm

最大トルク:24.5kg・m(240Nm)/1500~4500rpm

使用燃料:無鉛プレミアムガソリン

トランスミッション:7AT

車重(kg):1340

新車価格:312万円

※2009年発売当時のスペック

8代目ホンダ・アコード 隠れた実力車 欧州車のような質の高い走りが魅力

アコードは、1976年の初代誕生以来、一貫して「人とクルマの調和」をコンセプトにホンダならではの技術と発想でクルマの本質を追求し、世界中のユーザーに愛されているモデルだ。今回紹介する8代目は、「アドバンスド・クオリティ」をキーワードに、あらゆる性能や機能を本質から細部に至るまで徹底的にこだわり、質の高いモデルだ。



パワートレーンは最高出力206psの高い動力性能により力強い走りと優れた環境性能を両立したK24A型2.4ℓDOHC i-VTECエンジンを採用(後期型では2.0ℓモデルも追加された)。スポーティな走行時にアクセルのオン/オフによる不要な変速を抑え、ドライバーのシフト感覚により近い変速制御を行うコーナリングGシフト制御も装備している。後期型には、スポーツグレード「タイプ S」が設定され、高次元な運動性能と快適性を両立したType-S専用セッティングのサスペンションが採用された。「シビック タイプR」や「アコード ユーロR」までホットなモデルではなく、GTセダンという味付けで「ちょうどいいスポーツ」を味わえる。



平均中古価格は約82万円。

たとえばタイプSでも「アコード 2.4 タイプS 2012年式、走行5万9000kmで車両本体価格88万円」というようなもある。しかしタイプSは100万円を超えるものが多いので注意が必要だ。

シンプルで美しいデザインとスポーティな走りを求める人におすすめの一台だ。

全長×全幅×全高(㎜)=4730×1850×1440

ホイールベース(㎜)=2705

エンジン:2.4ℓ 水冷直列4気筒DOHC

駆動:FF

最高出力:206ps(151kW)/7000rpm

最大トルク:23.7kg・m(232Nm)/4300rpm

使用燃料:無鉛プレミアムガソリン

トランスミッション:5AT

車重(kg):1540

新車価格:364万円

※2011年発売当時のスペック

先代ルノー・ルーテシア おしゃれなデザインだけじゃない!じつはダイレクトな走りが楽しいフランス流コンパクトカー

ルノー・ルーテシア(海外名:クリオ)は、フランスを代表するBセグメントのコンパクトハッチバックで、初代から第4世代までのシリーズ累計で1500万台を販売し、これまで2度の欧州カー・オブ・ザ・イヤーを獲得している実力の高いモデルだ。今回紹介する4代目は、日本で2013年にデビュー。そのおしゃれでモダンなルックスが好評だ。ヘッドライトまで続くブリリアントブラックのグリルに、大きなルノーロゴで特徴付けられるフロントマスクが特徴的。スポーティーさと堅実さを感じさせる、バランスの取れたダイナミックなデザインが魅力だ。



標準モデルのパワートレーンは1.2ℓ直噴ターボエンジンを搭載。このエンジンは筒内直接噴射方式、ダブルVVT(可変バルブタイミング)、ターボチャージャーを組み合わせることで、1.2ℓの小排気量ながら、1.6ℓ自然吸気エンジン並みの120psの馬力と、2.0ℓNAエンジン並みの190Nmのトルクを発生する。またトランスミッションはEDC(DCT)を採用。よってキビキビとしたダイレクト感のある加速が楽しめる。小気味良い加速は特に街乗りで楽しく、ボディサイズも小さい(全長×全幅=4095×1750㎜)ため取り回し性も抜群だ。



平均中古価格は90万円。基本的に100万円以内となると前期型がほとんどになる。

たとえば「ルーテシア ゼン 2013年式、走行2万3000kmで車両本体価格75万円」というような中古車がある。ルーテシアはダイレクトな加速が楽しいフランス流のおしゃれなコンパクトカーだ。

全長×全幅×全高(㎜)=4095×1750×1445

ホイールベース(㎜)=2600

エンジン:1.2ℓ 直列4気筒DOHC16バルブターボ

駆動:FF

最高出力:120ps(88kW)/4900rpm

最大トルク:19.4kg・m(190Nm)/2000rpm

使用燃料:無鉛プレミアムガソリン

トランスミッション:6AT

車重(kg):1210

新車価格:238万円

※2013年発売当時のスペック

2代目ホンダ・フィットRS 普段の日常に「スポーツ」をプラスしてくれる楽しいホットハッチ

2代目となるホンダ・フィットは、2007年に発売。HondaのMM(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想を受継ぎ、理想のスモールカーを目指し開発された。激戦のスモールセグメントにおいても、ベンチマークとしてパッケージング、ユーティリティ、ドライビングを、大きく進化させたのが特徴だ。今回紹介するRSはスポーツグレードで、デザインや質感を高めながら、よりスポーティで上質な個性を際立たモデルだ。



エンジンはL15A型1.5ℓ 直4DOHC i-VTECエンジンを搭載。最高出力は120ps、最高トルクは145Nmを発生する。このエンジンは全域にわたって伸びやかでトルクフルな走行性能と低燃費を両立。低速域と高速域で吸気バルブのタイミングとリフト量を切り替え、さらに低・中速域と高速域でのバルブのオーバーラップ量を最適化し、吸排気効率を徹底して高めている。運転をするとタイプRのような爆発的な加速は得られないが、車重は1050kgと軽いため、充分に速く気軽に「スポーツ」を楽しめる魅力的なモデルだ。トランスミッションはCVT、5ATとともに前期モデルには5MT、後期モデルには6MTが用意された。おすすめは6MT。5MTに対して1~3速をローレシオ化し、DBWによるスロットル開度を大きめに制御する設定とあわせ、加速性能を向上させた。



2代目フィットRS(6MT)の中古車平均価格は約50万円。

たとえば「フィットRS 2011年式 6MT 走行7万kmで64万円」というような中古物件がある。後期モデルの6MTで100万円以内となると、走行距離が過多なものが多いため注意が必要だ。

後席の広さや荷室の使い勝手、気軽なスポーツを両立したおすすめのコンパクトカーだ。

全長×全幅×全高(㎜)=3920×1695×1525

ホイールベース(㎜)=2500

エンジン:1.5ℓ 水冷直列4気筒SOHC16バルブ

駆動:FF

最高出力:120ps(88kW)/6600rpm

最大トルク:14.8kg・m(145Nm)/4800rpm

使用燃料:無鉛レギュラーガソリン

トランスミッション:6MT

車重(kg):1060

新車価格:178万5000円

※2010年発売当時のスペック

今回は100万円以内で買える運転が楽しい「普通で良いクルマ」を紹介した。国産から輸入車、セダンからコンパクトカーまで、幅広い種類の良いクルマが100万円以内で買える。ぜひ、この5車種をショッピングリストに載せて検討してみてはいかがだろうか。

情報提供元:MotorFan
記事名:「 ホンダ2代目フィットは6MTで乗りたい!100万円で運転が楽しいクルマ5選【モーターファンおすすめ中古車】