クルマ業界にとってはどんな1年だったのか。どんな新車が登場したのか。そして、それら新車の評価はどれほどのものなのか。そうした情報を知りたければ、毎年末に発売される『間違いだらけのクルマ選び』を読むに限る。2021年版の発売は、12月23日だ。
車種別に徹底批評。2020年のクルマ界を振り返るお供に最適な1冊
2019年12月中旬から2020年11月までに登場した国産の新型車は21(プロトタイプ発表を含む)、マイナーチェンジや車種追加は61にもおよぶ。
『間違いだらけのクルマ選び』の2021年版は、それらのほぼすべてを網羅し、車種別に徹底的に批評。さらにセグメントごとの動向解説やライバル比較を行なっているという。
著者は、モーターファン.jpでも健筆を振るってくれている島下泰久さん。真摯に「自動車評論」に向き合っている、気鋭のモータージャーナリストだ。
なお本冊からは、島下さんのYouTubeチャンネルと連動し、記事内のQRコードから試乗動画が閲覧できるという、新しい試みも盛り込まれている。
年末年始はこたつで暖まりながら、文字と映像で2020年のクルマ界をじっくりと振り返ってみてはいかがだろうか。
『2021年版間違いだらけのクルマ選び』
著:島下泰久
出版社:草思社
四六判並製/256ページ/定価1650円(税込)
【主な内容】
◎第1特集:百花繚乱! コンパクトSUV
ヤリスクロスvsキックスvsフィットクロスター、ハスラーvsタフト、外国車小型SUV一挙紹介など
◎第2特集:レクサス、“愚直”なプレミアム
佐藤プレジデント独占インタビュー、LS/LC/UX300e批評、レクサスのビジネス分析
●2021年版の指摘
・なんと日本はスポーツカー爛熟期に突入した!
・ホンダF1撤退。その説明に誰が納得できるのか
・今のクルマは30年後には楽しめないかもしれない
・SUVは今、最もクルマ選びが面白いジャンルだ
・クルマ好き社長の就任で日産に希望が見えてきた