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バイクが欲しい。車種はスーパーカブ110、お店は近くのホンダドリーム店に決めた。支払い総額はいくらになるのだろう。お店でさっそく見積もってもらった。
REPORT●栗栖国安(KURISU Kuniyasu)
PHOTO●武田大祐(Takeda Daisuke)/山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
まずは見積りを取り支払い内容を確認する
ネットで検索してみると、同じバイクでもショップによって価格はまちまち。買う側の心理からすれば、少しでも安いほうに食指が動く。今回のスーパーカブ110に関しても当然、販売価格にちがいがあったのだが、最終的には正規ディーラーであるホンダドリーム八王子での購入を決めたので、メーカー希望小売価格の280,500円でした。
しかし、この価格はあくまでも車両本体価格であって、これに諸費用が加わってきます。この諸費用というのは、ナンバー交付を受けるための代行登録手数料。バッテリーを接続したり各部の調整をするなど、安全にちゃんと走行できる状態にするために行われる納車整備費。それに自動車賠償責任保険の保険料を合計した費用です。
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強制保険と呼ばれる自賠責保険については。当然のことながら加入が義務付けられています。保険期間は1年から5年まで選べます。スーパーカブ110の場合は原付なので、1年だと7,060円、5年なら14,380円になります。ちなみに僕は3年で掛けたので、10,790円でした。
これとは別に自動車保険にも加入したのですが、僕は自動車も所有しているので、そこに掛けている自動車保険にファミリーバイク特約のかたちで加入しました。125㏄以下の原付バイクではこのファミリーバイク特約が台数に関係なく利用できるので便利です。
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次にナンバー取得や登録のための代行手数料ですが、これはショップによって異なります。規定料金というのがないため、ショップが独自に決められるからです。
原付の場合、登録は区市町村役所になるのですが、登録費およびナンバー交付料は無料です。なので、自分で登録するからと申し出れば、ショップはそれを拒否できません。その場合、販売証明を出してもらうことになるのですが、販売証明書発行料の名目で費用を請求されることもあるかもしれません。いずれにしても、この代行手数料はバイクショップにとっても大切な収入源になっていることは承知しておいたほうがいいでしょう。
最後に納車整備費ですが、こちらも規定料金はありません。ショップによってまちまちです。まあ原付二種では5、6万円と高額な費用は掛かりませんが、一般的には1万円前後は必要になるようです。
このように、自賠責保険料を除けばその他の諸費用はショップが独自に決めています。したがって、車両本体価格が低く抑えられていても、諸費用が予想外に高額に設定されている場合もあります。バイク購入の際には車両本体価格ではなく、諸費用を含めた乗り出し価格を把握することが重要になります。だから購入するバイクが決まりショップで注文する際にはまず、しっかりと見積りを出してもらって、支払合計金額に納得したうえで契約に進むことが大切です。
スーパーカブ110の見積もりの内訳
・車両本体現金販売価格 ……280,500円
・部品洋用品油脂工賃合計……0円
・課税 諸費用合計……16,500円
・非課税 諸費用合計……10,790円
●支払い合計……30,7790円