スクーター王国・台湾の人気バイクメーカー「SYM(エス・ワイ・エム)」が2021年のNEWモデルを発表。写真はEICMA2018で発表されて以来、お買い得スクーターとして定評のあるJOYMAX Z+(ジョイマックス・ゼット・プラス)の2021年モデル。排ガス規制のユーロ5をクリアしたエンジンは、125、250、300の3種類をスタンバイ。新型のヘッドライトは全車LEDに変更済みだ。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
※注:台湾での発売価格は未公開。また国内での販売は未定
250は21.5馬力から22.0馬力にパワーアップ!ヘッドライトはLED化
街乗り、通勤、ビジネスでの利便性を確保しながら、快適性を重視した上質なハンドリングを獲得したシティコミューター、JOYMAX Z+(ジョイマックス・ゼット・プラス)シリーズ。同車は125、250、300の3種類のエンジンが選べるのがポイントだ。
2020年、国内では250版が「JOYMAX Z 250」として、49万5000円(税込)にてリリース開始。「50万円以下で買える250ccのビッグスクーター」として注目を浴びた。
新排ガス規制のユーロ5に適合した新型のJOYMAX Z+は、ヘッドライトをLEDに変更。また、シートに装備された背もたれは調整可能型とし、快適性を向上。
リヤタイヤのスリップ等を防止する安全装置「トラクションコントロールシステム(TCS)」、最新充電装置の「クイックチャージ3.0」も標準装備。国内で発売中の250は、21.5馬力から22.0馬力にパワーアップされている。
・モデル:①125/②250/③300 ※頭に〇数字のない箇所は共通
・エンジン形式:4ストロークOHC 4バルブ単気筒
・排気量:①124.9cc/②249.4cc/③278.3cc
・ボア×ストローク:
①Φ53x56.6mm
②Φ71x63mm
③Φ75x63mm
・最高出力:
①10.5kW(14.27ps)/9,000rpm
②16.2kW(22.02ps)/7,500rpm
③19.1kW(25.96ps)/7,500rpm
・最大トルク:
①11.3Nm/6,750rpm
②22.3Nm/5,500rpm
③26.2Nm/6,750rpm
・燃料システム:E.F.I.
・トランスミッション:C.V.T.
・フロントサスペンション:正立型フォーク
・リヤサスペンション:デュアルショック
・フロントブレーキ:ディスク式Φ260mm + ABS
・リヤブレーキ:ディスク式Φ240mm + ABS
・フロントタイヤ:120/70-14
・リヤタイヤ:140/60-13
・全長×全高×全幅:2,190mm×750mm×1,440mm
・シート高:①770mm ②③747mm
・ホイールベース:①1,530mm ②③1,550mm
・燃料タンク容量:12L