スズキ・ジムニー(JB64)&ジムニーシエラ(JB74)のデビューから約1年後に、星光産業から発売された「EXEA ジムニー&ジムニーシエラ用アクセサリー」シリーズ。納車まで待てないオーナーたちが各アイテムを先買いしたため、大ヒットにつながったという商品群だ。この度、新たな商品がデビューするというので、いち早くご紹介しよう。
TEXT●山崎友貴(YAMASAKI Tomotaka) PHOTO●星光産業
全社一丸で開発したジムニー専用パーツ。だから痒いところに手が届く!
星光産業と言えば、カップホルダーやスマホホルダーをはじめ、車内での利便性をアップさせる様々なアイテムをリリースしている会社だ。このブランドのモノを使っている! という自動車ユーザーは少ないと思う。かく言う自分も、USBポートを愛用している。
そんな星光産業の最近の大ヒット商品が、「EXEA ジムニー&ジムニーシエラ用アクサリー」だ。ジムニーの大ヒットに触発されて、会社一丸で開発したという入魂の商品だけあって、どれも秀逸なアイテムばかり。ジムニーを社員全員で試乗し、そこで感じた「不便」を徹底的に洗い出し、その中からいくつかを商品化したのだという。
ドアの開閉スイッチのエクステンションや、ドアグリップやアシストグリップの穴を利用するポケット、運転席のサポートミラーなど、ジムニーオーナーならどれもなるほどと納得する機能を持っている。
筆者が特に唸ったのは、「リアデフォッガーカバー(1480円・税別)」だ。剥き出しになっているリアゲートのデフォッガー用配線をカバーするという商品。車内に大きな荷物を積む場合、ついこの配線に当ててしまって切断する恐れがある。それをフォローしたのが、このカバーというわけだ。実際にジムニーを使ってみないと、気づくことのできないジムニーのウイークポイントだ。
どれも痒いところに手が届くアイテムばかりだが、星光産業は同シリーズに新製品4点を追加。近日発売を予定している。今回も機能性を十分に考えた商品だ。
まずはじめにご紹介するのが、「ドリンクホルダー(2980円・税別)」。ドリンクホルダーは、ライバル他社からすでにジムニー専用が発売されており、市場でヒットを記録している。後発である星光産業は、市場のニーズを十二分に検討して、それを反映した商品にしてきた。
まず大きな特徴としては、スマホ用のホルダーと併用できることだ。前席両サイドの吹き出し口前に設置するため、場所的にはちょうどいいというわけである。
細かい利便性も考慮している。様々な大きさのドリンクを保持できるよう、フレキシブルなソフトシリコンフラップで容器を押さえる仕様にした。シリコンフラップの採用により、ガタ付きと耳障りな音を防止することも可能だ。
装着は、両サイド吹き出し口の下に付くダミーボルトの穴を流用するのだが、外したダミーボルトを紛失しないように、本体に収納ポケットが付く親切設計だ。
2番目にご紹介するのが、いかにも星光産業的な商品と言える「ウォッシャーノズルカバー(1480円・税別)」。丸みを帯びたノーマルのウッシャーノズルが、全体のフォルムに合っていないのでは…という同社の視点から開発された。
装着はポン付け。ボンネットの上にスクエアなノズルカバーが付くことで、全体のフォルムがさらにヘビーデューティなイメージになる。色はグレーだけなので、愛車のボディカラーに合わせて、自分で塗装してみるのも楽しい楽しいかもしれない。
次の二つのアイテムは、ジムニーで車中泊するユーザーのために作られた、星光産業の意欲作だ。ひとつめは、「折りたたみテーブル(6980円・税別)」。リアのクオーターウインドゥの前に装着する、フォールディングタイプのテーブルだ。
このテーブルの特徴は、リアシートを使っていても天板が当たらないサイズになっていること。例えばソロで車中泊する場合は、片側しかフルフラットにしないことも多いが、片側のリアシートを起こして食事などをするといった使い方が可能になる。もちろん両席をフラットにして、テーブルをちゃぶ台的に使うというのもアリだろう。
天板はメラミン+アルミ性で、下部のブラケットは頑丈なスチール素材を使用。折り畳み機構のヒンジは同社独自の設計を採用し、操作の時に指を挟まないように考慮されているのも特徴だ。
フルフラットにした時に、意外と困るのがヘッドレストのやり場だ。外したヘッドレストを、後席のレッグスペースに置いておく…なって光景をよく見る。しかし仮にも頭に使うものだから、それだとどうも気分が良くない。そこで考えられたのが、「ヘッドレストホルダー(3980円・税別)」。
実は同様の商品は他社からも出ているのだが、全席用のヘッドレストが収納できるホルダーはあまり見かけない。しかも車内の後部サイドにしまっておけるので、荷物を積んだり、車中泊する時でも邪魔にならないのがいい。取り付けは左右サイドどちらでもOKだ。
シャフトを通す穴や、置くスタンドには共にゴム素材を使用し、ガタガタ音を防止する設計になっている。行き場のなかったヘッドレストも、システマティックかつ清潔に収納しておくことが可能になる。
以上、4点のジムニー用アクセサリー新製品をご紹介したが、今回もヒットしそうなアイテムばかりだ。中には数量限定生産のアイテムもあるので、気になるモノは早めにゲットした方がいいかもしれない。
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