TomTom(トムトム)とUber(ウーバー)の両社は提携を継続し、トムトムの地図製品、トラフィックデータ、および地図APIを引き続きウーバーのグローバルプラットフォームに搭載することを発表する。ウーバーはトムトムの信頼できるマップ編集パートナーとして、より正確なナビゲーションや位置情報の提供、ルーティング、運賃、到着時間の算出などを可能にし、ウーバーのプラットフォームを活用する顧客、ドライバーならびに配達員に利便性を提供する。
ウーバーは、トムトムのデータと地図APIを統合することで、世界中の10,000以上の都市にてウーバーアプリでのシームレスなマッピング体験を実現する。トムトムはひと月におよそ20億回近くの地図変更を定期的に処理しており、これにより最新の地図を維持している。また、ウーバーとトムトムは、新設された道路、指定方向外進行禁止、道路閉鎖などの実際の道路上の変化が、提供する地図に確実に反映されるように協力していく。ウーバーは完了した移動や配達の現場の状況を観察して報告し、トムトムはドライバーや配達員から収集したアップデート情報を使用して、トムトムの顧客にさらに正確な地図データを提供する。
トムトムエンタープライズ部門マネージングディレクターのアンダース・トゥルールセン氏は次のようにコメントしている。
「トムトムはウーバーとより緊密に協力し、どこでも優れた位置情報データを提供し、トムトム製品ユーザーのモビリティ体験を向上させることを楽しみにしています。高精度で正確な地図、トラフィック製品、地図APIを含む、業界をリードするデータセットとサービスからなるトムトム製品のフルパッケージは、あらゆる企業が位置情報対応ソリューションを強化するのに役立ちます」
ウーバーのMaps and GSS部門のディレクターであるマイケル・ワイスマリク氏は次のようにコメントしている。
「正確なマッピングはウーバーのプラットフォームの中核をなすものであり、トムトムとの継続的な提携を大変喜ばしく思います。このパートナーシップにより、グローバル市場でのよりダイナミックなマッピング体験の創出に貢献します」