TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、英国・グッドウッド モーターサーキット(Goodwood Motor Circuit)で10月16日(金)~18日(日)に開催された「グッドウッド・スピードウィーク」(Goodwood SpeedWeek)において、GRヤリスとGRスープラの走行を披露し、その様子を公開した。
10月16日(金)から18日(日)にわたって開催されたラリーステージ(Rally Sprint)では、新型車GRヤリスがゼロカーとして登場した。さらにモーターサーキットの特設ステージ(First Glance)で、GRヤリスの走行を披露した。GRヤリスは、TOYOTA GAZOO Racing WRT (World Rally Team)に学んだ「WRCで競争力あるクルマづくり」や、開発初期からプロドライバーによる評価を取り入れたことによって、世界のあらゆる道でも思い通りに操れ「誰もが安心して意のままに運転できる」クルマとして誕生した。マスタードライバーであるモリゾウこと社長の豊田章男の「トヨタのスポーツカーを取り戻したい」という想いのもと、「モータースポーツ用の車両を市販化する」、という逆転の発想で開発したトヨタ自動車初となるモデルだ。今回、GRヤリス開発にも協力した2019年TGR WRTヤリ-マティ・ラトバラとクリス・ミーク、そして、2020年TGR WRTで参戦中のエルフィン・エヴァンスが、ドライバーとしてGRヤリスを運転した。
その他、昨年のGFoSに引き続きGRスープラの特別限定車(欧州限定)も走行を披露した。
マスタードライバーモリゾウ(トヨタ自動車株式会社代表取締役社長 豊田章男)ビデオメッセージ(抜粋)
グッドウッドは、私のようなクルマ好きが集い、クルマを五感で楽しむことができる最高の場所です。
今年は現地に行き、実際にガソリンの匂いを嗅ぐことは叶いませんが、リッチモンド公爵の素晴らしいアイデアで、今年も多くの素晴らしいクルマを見て、エンジンのうなりにも耳を傾けることができました。
私の愛すべきGRヤリスもそのひとつです。
GRヤリスは、競技用のヤリスWRCから作った市販車です。私達がWRCのようなモータースポーツへ参戦するのは、よりダイナミックなクルマづくりについて多くの事を学ぶことができるからです。
私はマスタードライバーとして、TOYOTA GAZOO Racingの仲間であり親愛なるトミ・マキネン氏と一緒に、一からこのGRヤリスの開発に携わってきました。実際のテストドライブにお連れできませんが、映像でこのクルマのフィーリングをお楽しみいただけると幸いです。