BMWは、中国市場向けの新しいBMW 5シリーズを北京モーターショーで初披露すると発表した。
2020年7月に世界初披露された改良新型BMW 5シリーズ。今回は中国市場向けに開発されたバージョンを北京モーターショーで発表する。
中国仕様の大きなトピックは通常のモデルより、ロングホイールベース化されたことだ。中国のユーザーは伝統的に快適さを重視しており、車両の視覚的な存在感と快適性が求められる。そのため中国仕様の5シリーズはホイールベースが約130mm延長され、結果インテリアは通常のホイールベースのバージョンよりもさらに広々としており、後部座席の乗客は快適にくつろぐことができるという。
また快適性をさらに高めるために、スカイラウンジパノラマガラスのサンルーフ、ふたつの傾斜調整可能なタッチスクリーンを備えた後部座席のエンターテイメントシステムProfessional、および11種類のライトを選択できるアンビエント照明がオプションで設定されている。
より特徴的で洗練されたスポーティなデザインは通常モデルと共通。ロングホイールベース化された不自然さもなく、まとまりの良いサイドシルエットを実現している。さらに最新世代のドライバーアシストシステムやネットワークも充実している。
2019年に約17万4000台が販売されたBMW 5シリーズは、中国で最も成功したビジネスセダンの1台とされている。今回の改良でどこまで人気を維持できるか楽しみだ。