スポーツカーブランドである、メルセデスAMGは次世代型のSLの車両開発を進めているとして、プロトタイプの写真を公開した。
SLは2シーターオープンカーの最高峰のクラスに位置する。初代は300SLとして1954年にデビュー。当初はガルウィングドアと世界初のガソリン直噴エンジンを特徴とする2シーター・クーペだった。1957年にオープンへと変更され、その後現行型の6代目まで60年以上続く歴史あるロードスターだ。
現行型の6代目は2011年のデトロイトモーターショーでデビュー。2016年に改良を受け、エクステリアデザインを中心に最新のメルセデスの意匠へと変更された。しかし、2011年デビューは現在のメルセデスのラインアップのなかでも最古参クラス。BMW8シリーズカブリオレなど新しいライバルが続々登場するなか、モデルチェンジが期待されていた。
今回公開されたプロトタイプはカモフラージュされ、デザインについてはっきりと判断できないが、フロントグリル下部が広がる台形型のフロントグリルやメルセデスの他のクーペモデルと共通するリヤデザインが確認することができる。メルセデスは現在、次期型SLを広範なデジタル開発の手法によって進めており、またこの次期型で伝説のロードスターの再解釈に取り組んでいくとしている。
2021年内のデビューが予想されている。