パナソニック株式会社の「ナノイーX」発生装置が、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ自動車)の新型「ハリアー」(6月17日発売)に採用された。車載用「ナノイーX」発生装置の市販車への搭載は、今回が初めてとなる。
パナソニックは、空気清浄機、エアコンなどの家電製品に「ナノイー」発生装置を展開しており、2007年からは車載用「ナノイー」発生装置を販売している。トヨタ自動車においては、2011年に「カムリ」へ搭載されて以降、LEXUSをはじめ数多くの車種に搭載されてきた。
「ナノイー」は、空気中の水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの微粒子イオンで、さまざまな物質に作用しやすいOHラジカル(高反応成分)を含んでいる。このOHラジカルの生成を従来比10倍に高めたのが「ナノイーX」で、脱臭や菌(約6畳(約23 m3)の空間における約4時間後の効果であり、実使用環境での実証実験ではない)・アレル物質の抑制など多様な効果があることから、空気清浄機、エアコン、洗濯機、冷蔵庫などに搭載されている。
パナソニックは、「ナノイー」技術により、家電分野、車載分野、住宅関連分野など、くらしや社会のさまざまなシーンにおいて、快適空間を提供していく。