暮らしの行動半径がプチッと広がること間違いなし!トライク専門店「株式会社アライブプラス」の人気車両、APtrikes(エーピートライクス)125は、見た目のチャーミングなデザインと使い勝手の良さに大きなインパクトがある。
REPORT●由野歓子(YOSHINO Kanko)
取材協力●株式会社アライブプラス
アライブプラス・APtrikes125 .......418,000円(消費税込み)
APトライクスの存在を知ったのは、仙台にあるwoodbell motorcycle(店主:鈴木良太さん)というバイク屋さんのブログでした。さっそく調べてみると、愛嬌のある顔立ちと、レトロなスタイルが目に飛び込んで来て、一気に心を引き寄せられました。大人が3人乗れて荷物も運べる。しかもこのお値段。安くないですか!? 維持経費も含めてコスト負担が少ないのは大きな魅力です。
APトライクスの特長
バイク以上クルマ未満。クルマとバイクのいいところを集めた「APトライクス」。従来の3輪バイク(トライク)との違いは、しっかりとした屋根で覆われているため、雨をしのげること。
カッパ不要の使い勝手はクルマと同じです。左右素通しのオープンスタイルは、バイクの様に季節そのままを体感できます。もちろんエアコンなんて装備されていません。
ドアがないので、各シートへのアクセスは容易。クルマにはない気持ちの良い開放感を感じられるはずですね。後部シートの人たちと適度なおしゃべりも楽しめそう。
今や他社からもEVトライクやモダンなタイプ等が輸入販売されていますが、気軽な親しみやすさでは一番だと思いました。
大きなの魅力の一つは「低コスト」
●自動車税:3,600円(軽二輪と同じ)
●自賠責保険:7,670円(1年)、17,330円(5年)
●登録:測車付き軽二輪登録
●任意保険:軽二輪の保険に加入することができます。
●車検:不要
●書庫証明:不要
●必要な運転免許証:普通自動車(AT限定)
●乗員のヘルメット着用義務:なし
※:なお、高速道路は(実質)通行できません。
(常用最高速は60km/h程度)
ディテール解説
株式会社アライブプラスAPトライクスの使い方いろいろ、運転は簡単そう!
配達用の三輪バイクを見かけるたびに、思っていたこと。2人乗りで移動できないものかと。そんな時に、このトライクの存在を知りました。乗車定員はなんと3名。しかも荷物もたっぷり積めちゃいます。
近場へ子供のお迎え、大きめサイズのお買い物、花束など気を遣うお届け物など、自転車でもバイクでも難しいことを叶えてくれそう。
レトロな見た目とこれまでなかった利便性。普段の暮らしに溶け込む気軽な乗り物には丁度良さそうです。
運転操作は難しくありません。
●APトライクスの運転操作方法
①ハンドル中央のメインスイッチにキーを挿し右に回す。(ギヤはニュートラルに・インジケーターは0表示)
②バイクと同様、ハンドル右にあるセルスターターボタンを押してエンジン始動。
③床近くから伸びた左脇のシフトレバー(長い方)を前に倒す(ギヤは1速:インジケーターは1と表示)
④両手のパーキングブレーキを解除する。(左右のレバーをぎゅっと握ることでパチンと解除される)
⑤右スロットルを回しスタート。(ギヤ操作以外はスクーターと同じです)
⑥速度にあわせてシフトレバーを前方に押して、順次シフトアップ。
⑦減速はシフトレバーを手前(後方)に引いて順次シフトダウン。
⑧ブレーキは両手のレバーを握る。(自転車と同じ)
補足:4速トップギヤからシフトレバーを前方に押すとギヤはニュートラルになる。(ロータリー式)
●バックする時
停止した状態で、左脇にある後退レバー(短い方)を後ろに倒し、シフトレバーを1速に入れる。
スロットルを回すと後退する。
一部の販売代理店で試乗できる
各地の取り扱い店または販売代理店には試乗車を用意しているので、試乗が可能です。残念ながら、筆者の住む東北地方に代理店はまだありませんが、今後の展開が楽しみ。ぜひ試乗してみたいですね!
◼️主要諸元◼️
全長:2,200mm
全幅:1,000mm
全高:1,650mm
乾燥重量:232Kg
エンジン形式:空冷 SOHC 2バルブ単気筒(ゾンシェン製)
ボア・ストローク:54×54㎜
排気量:123,6cc
圧縮比:9.0:1
最大出力:6.3kW(8.6HP)/7,500rpm
最大トルク:8.8N.m(0,89kgf/m)/5,500rpm
吸気方式:キャブレター式
イグニッション:CDI
始動方式:セル・キック
燃料タンク容量:約10L
参考燃費:約25Km/L(郊外実測値)
クラッチ:自動遠心式
変速機形式:ロータリー式・4段+後退(4段)
ブレーキ(前/後):油圧ディスク/油圧ディスク
タイヤ(前/後):4.00-12/4.00-12
生産国:中国