新型コロナウイルスの感染対策として、医療現場で不足する消耗品を異業種の企業が手がけることが注目されているが、新たにマツダもフェイスシールドフレームの生産、供給を開始した。広島の産官が連携した取り組みとして注目される。
チームヒロシマでの取り組み
マツダは、新型コロナウイルス感染者治療の医療現場に、フェイスシールドの供給を決定した。この活動は、広島県より依頼を受け、株式会社ジェイ・エム・エス(広島市) と株式会社石井表記(福山市)と連携して実現したもの。
ジェイ・エム・エスは医療機器、医薬品製造販売事業者として、シールドフィルムの販売協力を行なう。石井表記は、シールドフィルムの製造を担当した。この石井表記はプリント基板製造装置等のメーカーであるが、アクセラやCX-5のマツダコネクトのシールド部分を生産しているという経緯を持つメーカーだ。
マツダでは、2020年5月25日にフェイスシールドフレームの生産を開始し、26日から順次納入。この製品は石井表記が生産するシールドフィルムと組み合わせたもので、初回分として3000個を広島県を通じて、地域の医療機関に納入される。
加えて、マツダとその関連会社でも、ソーシャル・ディスタンスの確保が困難な職場では、このフェイスシールドを活用するという。
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