
昭和47年9月の発売から、次期型のジャパンにバトンタッチする昭和52年8月までの5年間で、歴代スカイライン中1位の67万台という販売台数を誇るケンメリ。世の中に多く出回ったおかげで後に“手頃に改造れる走りグルマ”として、ストリートからサーキットまで、さまざまなチューニングのベースとなった。そんな多くのユーザーから支持されたケンメリを詳しく解説。

特徴的なスタイルから現在では大人気となっているケンとメリーのスカイライン、通称『ケンメリ』。プリンス系の設計が入っていたハコスカと違い、各部分で他車種と共通の設計がされたスカイラインとしてもマニアの間では常識。しかし、細かく見ていくと面白い事実もわかってくる。
ハコスカの場合はセダンとハードトップでホイールベースが違っていたが、ケンメリでは全高以外は同じ寸法となっている。ということは、細かい部分を除けば、フロアについてはほぼ共通。なのでマフラーなど、少しの加工でセダンとハードトップでお互いに流用できる可能性は高い。
ケンメリはハコスカに比べて全長で130㎜、全幅で30㎜、トレッドが前側25㎜、後ろ側10㎜と、全体でひとまわりサイズアップしている。そのため基本構造は同じだが、フロントのサイドメンバーとボディとは、2本の太いアウトリガーで接合するように変更されていたり、プレスの形状や板厚の調整で剛性を上げている。また剛性だけでなく、サイドメンバー前方には衝撃で折れ曲がる構造を設けてあるなど、安全性能の向上にも注力した設計がなされていたりする。
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