カロッツェリアの最新カーナビ「サイバーナビ AVIC-CW910-DC」と、マルチドライブアシストユニット「ND-MA2」の実力をふだんのカーライフを通してお伝えする長期連載の第4回。
REPORT/PHOTO●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
問い合わせ:パイオニア
電話:0120-944-111
使ってみるとわかる便利さ
サイバーナビのタッチパネルはスマホと同じ静電式で、軽く触れるだけで軽快に操作が行えるもの。以前のモデルでは動きがややもっさりしているところもあったが、この最新モデルではストレスのない動きを実現している。
そんな操作性に優れたサイバーナビだが独自のタッチパネル機能が充実している点にも注目ができる。画面左端からドラッグによって引き出せるのが「インフォガジェット」で、ここには再生中のAVソース画面や通信で自動的に取得した周辺のおすすめスポット情報などを表示できる。ルートガイドとともにドライブ中に欲しい情報が手に入るわけだ。サイズ(幅の広さ)も2段階から選択できる。
そして地図画面上部中央から下方向にドラッグすると、ショートカット機能である「インスタントメニュー」が現れる。ここからは、よく行く場所の地点リスト選択や地図表示パターンの変更、地図表示項目の選択、ルート情報の確認などができる。ふだんナビを使っていて利用する機会の多い機能に素早くアクセスできて便利だ。
地図をスクロールしている際にカーソルマーク近くにアイコンがあると、その内容を画面の下端に表示。そこから上方向にドラッグすると地図は隠れるが、さらに詳細な情報も確認できる。目的地設定の操作も可能だ。
HOME画面を手軽にカスタマイズできる
サイバーナビのメニュー画面には「HOME」、「NAVI」、「AV」、「LIVE INFO」の4種類があり、左右にフリックすることで切り替えられるが、それぞれのメニューに表示されている項目から好みのものを選んで、「HOME」に表示させられるカスタマイズ機能を搭載。
「HOME」はメインメニューといえるもので、画面下中央のタッチキー(四角形が並んだアイコン)に触れると最初に表示される画面。つまりHOMEに利用する機会の多い項目を表示していれば使い勝手はグンとアップするのだ。
カスタマイズ操作は簡単で、アイコンを長押しするとドラッグで項目を移動させられるようになる。表示できる項目は減るがサイズの拡大もOKだ。
下の写真はデフォルトの画面とカスタマイズ後の画面を比較したもの。カスタマイズでは「NAVI」、「AV」、「LIVE INFO」それぞれのメニューから2項目を選択し、「LIVE INFO」についてはサイズを2倍に拡大している。さらに再生中のAVソース情報は中央から右に移動。比較するとよくわかるが、同じ機種とは思えないほど異なる雰囲気になる。