360°のエリアを撮影できる全天周カメラ搭載の本体にコンパクトなリアカメラをセットしたドライブレコーダー。車両周辺や車内の状況を一度に撮影できる安心感の高い仕様だ。
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
問い合わせ:コムテック
電話:0800-200-5654
コムテック HDR360GW……4万7800円(税別)
コムテックのドライブレコーダーは豊富なラインアップを揃えているが、その中でも最上級に位置づけられるモデルが「HDR360GW」だ。
コンパクトな本体には水平360°/垂直240°の画角を持つ全天周カメラ、2.4型ディスプレイ、GPS、Gセンサーなどを搭載。さらに指先に載るサイズのリアカメラを組み合わせている。
本体カメラでは前方を中心とした車両周辺(ガラス越しに見える範囲)と車内、リアカメラでは車両後方の状況を捉える。撮影範囲がきわめて広いため、あおり運転や追突、他者の乗り込み、車上荒らし(別売の駐車監視・直接配線コードを使用)など、さまざまなトラブルに対応できるのは心強い。このようなモデルは現在のところ国内メジャーメーカーには他に存在しない。
下の写真はWindowsパソコン向け専用ビュワーソフトを使って記録映像を再生したもの。本体カメラ映像はパノラマ表示や16:9表示、二分割表示、ラウンド表示に変換した状態で見られ(スクロール操作も可能)、同時にリアカメラの映像も見られる。地図は記録された場所を示すもので、通常のGoogleマップだけでなく航空写真も選べる。
車外と室内、昼夜ともに状況をしっかり把握できるだけの画質が確保されているのがわかるだろう。ちなみに記録解像度は本体カメラが1856×1856、リアカメラが1920×1080(フルHD)で、明暗差補正機能はHDRとWDR(リアカメラ非搭載)となっている。
高機能モデルだが操作性は優秀で、背面ディスプレイとその下の4つの大型キーで各種の設定ができる。ドライブレコーダーを初めて扱う人でも迷わないだろう。
取り付けは本体をフロントガラスのルームミラー裏のスペースに、リアカメラをリアガラス内側の上部に貼り付ける。一般的な2カメラドライブレコーダーと同様の2ピース構成だ。
■GPS:搭載
■Gセンサー:搭載
■ディスプレイサイズ:2.4型
■最大記録解像度:本体カメラ1856×1856・リアカメラ1920×1080(フルHD)
■最大記録画角:本体カメラ水平360°/垂直240°・リアカメラ水平136°/垂直70°/対角168°