ホンダCBR250RRがついにマイナーチェンジ、7月中旬から新型となって発売される。現行250ccスポーツクラスで自他ともに認める最強マシンはどこがどう変わるのか!? 会場でホンダの担当者から聞いたナマ情報を基に予想してみた。
REPORT●ケニー佐川(SAGAWA Kentaro)
サーキット性能アップでライバルを迎撃
ホンダが独自に開催したモーターサイクルショー2020会場に展示車されていたパールグレイホワイトの新型CBR250RRだが、まず見た目としては赤フレームとゴールドホイールの採用でぐっとゴージャスな印象になっている。
だが何と言っても一番の変更点はエンジンだ。ピストンが新設計ということで、おそらく圧縮比を上げているはずだ。狙いはもちろんパワーアップ。現行モデルでも水冷並列2気筒からクラス最強38psをマークしているが、予想では2~3psアップ。少なくとも40ps超えを狙ってくるはずだ。というのも、今秋には直4エンジン搭載のカワサキNinja ZX-25Rのデビューも控えるなどライバルも押してきているからだ。
対するCBRはアシスト&スリッパークラッチを追加し、オプションでクイックシフターも用意されるなどサーキットでタイムを削るための装備が投入。迎撃態勢に入ったと見ていいだろう。