フォルクスワーゲンはこのほど、コンパクトSUV「T-ロック」の派生オープンモデル「T-ロック・カブリオレ」を、3月20日からドイツで発売すると発表した。価格は2万7495ユーロ(約328万円)からとなっている。
「デザイン」と「Rライン」の2タイプを設定
T-ロックは2018年8月に発表された新世代BセグメントSUV。昨年11月に日本導入が発表されたスモールSUV「T-クロス」と「ティグアン」の間を埋めるモデルで、ボディサイズは全長4234×全幅1819×全高1573mm、ホイールベースは2590mmだ。
T-ロック・カブリオレはその派生オープンモデルとして2019年8月に発表された。ルーフにはソフトトップが採用され、開閉時間はわずか9秒を誇り、30km/hまでなら走行中の開閉が可能だ。
通常時の荷室容量は280Lだが、二分割可倒式のトランクスルー機構が備わるリヤシートのアレンジで長尺物も積める実用性が与えられている。
欧州仕様に設定されるのはガソリンエンジン2機種。115psを発揮する1.0L直列3気筒ターボの「1.0 TSI」と、150ps仕様の1.5L直列4気筒ターボ「1.5 TSI」で、6速MTまたは7速DCT(DSG)を組み合わせる。
設定されるモデルタイプは、デザインコンシャスな「スタイル」とスポーツ志向の「Rライン」を設定。いずれもレーンキープアシストやエマージェンシーブレーキ、アンビエントライト、17インチアロイホイールなど、装備が充実したものとなっている。