ダイムラーはこのほど、大掛かりな改良を受けた新型「メルセデス・ベンツEクラス」を発表した。
前後ライトなどが新デザインとなり一層ダイナミックなルックスに
エクステリアはLEDの前後ライトやフロントグリル、バンパーのデザインが一新され、ダイナミックなイメージをさらに高めている。LEDヘッドランプはまた、オプションでマルチビームLED仕様を設定している。
インテリアでは10.25インチディスプレイがふたつ並ぶインストルメントパネルが採用されているが、オプションでディスプレイサイズをそれぞれ12.3インチのワイド版に拡大可能。また、静電容量式ハンズオフ検出機能を備えた新デザインのステアリングホイールの採用も新しい。
ドライブトレインは電動化を積極的に推進。プラグインハイブリッド仕様は7モデルに拡大され、ガソリン/ディーゼル、セダン/ステーションワゴン、後輪駆動/四輪駆動を問わず選べるようになった。また、これまで3.0L直列6気筒エンジンだけに搭載されていたISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)が、M254型2.0Lターボエンジンにも組み合わされた。
運転支援技術では、地図データや道路標識と連動して自動的に車速を制御する「アクティブスピードリミット」や、データ通信によって交通情報を随時アップデートする「ライブトラフィック」にも連動する「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」、さらに自動車専用道路で最高60km/hまで車線や先行車との距離を保ち、1分以内であれば自動で停止から再発進を行う「アクティブストップアンドゴーアシスト」といった機能が採用された。
このほか、衝突回避被害軽減ブレーキの「アクティブブレーキアシスト」は、路肩などに停車している車両の前後から飛び出してくる歩行者も検知するように進化。駐車時に便利な「パークトロニック」や「360°カメラシステム」を組み合わせる「アクティブパーキングアシスト」には、ボディ側面の視覚もカバーするようになったほか、任意に駐車位置を定めた場所への自動駐車機能も備わった。