マツダの北米部門である北米マツダ(Mazda North America Operations)が2020年2月の販売台数データを発表した。これによると、前年同月比プラス19.0%の2万8385台を売り上げた。好調を支えたのは、やはりSUV系の3モデル、そして新型CX-30である。では、MAZDA3はどうだったか?
北米マツダの2020年2月の販売データが発表された。販売台数は2万8383台。昨年同月比でプラス19.0%である。
この実績を支えているのは、新型CX-30だ。
2019年2月:(CX-30が未登場で)2万3854台
2020年2月:(CX-30登場後で)2万8383台
である。2020年2月のCX-30の販売台数は3754台。これを除いても、2万4629台になるから、昨年同月比プラス、と言える。
では、2月の販売台数を見てみよう。好調なCX系は
TRUCKS
CX-3:947台(マイナス12.4%)
CX-30:3754台
CX-5:1万4462台(プラス8.1%)
CX-9:2926台(プラス20.8%)
とCX-3以外は前年プラス。とくにCX-5、CX-9はこれまででの2月でもっとも販売台数が多かった。前述のとおり、北米で2019年11月にローンチされた完全新規のモデルであるCX-30の3754台が「純増」になっているのも大きい。
今期の北米マツダの実績は、10月までは「CX-30効果」が期待できる。
対する、「CARS系」はどうか?
CARS
MAZDA3:3759台(マイナス18.5%)
MAZDA6:1730台(マイナス9.2%)
MX-5 Miata(ロードスター):807台(プラス77.0%)
と、新型MAZDA3の販売台数は、まだ前年同月比(つまり前型モデル末期)でマイナス。ただし、価格や装備を見直した2020年モデルの効果でマイナス幅は小さくなっている。MAZDA6やMX-5(ロードスター)は、けして新しいモデルではない。にもかかわらず、MX-5の販売が前年同月比プラスなのは、特筆に値する。
前年比は
CARS:マイナス9.2%
TRUCKS:プラス30.8%
TOTAL:プラス19.0%
CPO(Certified Pre-Owned=認定中古車)の2月の販売台数は5453台。こちらは、前年同月比プラス23.6%。CPOの価値は、ブランドにとって重要だから、このプラスの意味は小さくない。