東京オートサロン2020で参考出品された話題のドライブレコーダーが早くも正式デビュー。車両前方と車内を同時に撮影でき、暴漢対策や車上荒らしなどにも効果を発揮する。
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
問い合わせ:セルスター工業
電話:0570-006867
セルスター CS-41FH……オープン価格
CS-41FHは本体に専用のカメラユニットを組み合わせた2カメラモデル。本体内蔵のカメラで車両前方を撮影し、付属カメラで車内を撮影できる。前方の衝突だけでなく暴漢に車内に乗り込まれた場合や駐車中の車上荒らし(オプションの常時電源コードを使用)などの状況も記録。車種によってはリヤウインドーやサイドウインドー越しに周囲のクルマの動きを捉えることもできる。
本体、付属カメラのどちらもフロントガラスだけでなくダッシュボード上にも取り付けられ、多くの車種に最適なセッティングが可能だ。オプションの専用接続コードを介して同社製レーダー探知機(対応機種)に映像出力や電源入力ができるなど連携も行える。
本体カメラにはSTARVIS搭載のソニー製200万画素CMOSセンサーを採用し、独自のナイトクリアVer.2によって夜間でも明るく鮮明なフルHD画質映像を記録。また、室内用カメラは100万画素CMOSセンサーに赤外線LEDを組み合わせ、夜の車内でもハッキリとしたHD画質映像が得られる。両カメラともにHDR(ハイダイナミックレンジ)機能によって明暗差を自動補正し、白飛びや黒つぶれを抑えている。
同社がGPSレーダー探知機の開発で培った衛星受信機能も搭載され、なんと6種類76機の衛星から情報を取得。これに基づいて速度取締機の設置場所や逆走注意エリア、事故多発エリアなどをお知らせしてくれる。さらに画像認識技術によって前車発車、車線逸脱、車間距離保持などの警告を行う。
そして信頼性の高さも特筆できる部分で、国内自社工場生産であるとともに3年間の長期保証を付帯。データの書き込みエラーを低減させる「microSDカードメンテナンスフリー機能(特許出願中)」や「SDカード書き込み禁止モード検知機能」も搭載されている。
■GPS:搭載
■Gセンサー:搭載
■最大記録解像度:本体カメラ1920×1080(フルHD画質)、室内用カメラ1280×720(HD画質)
■最大記録画角:本体カメラ水平117.9°/垂直62.2°/対角141.2°、室内用カメラ水平104.56°/垂直55.36°/対角124.78°
■最大フレームレート:30fps
■記録メディア:マイクロSDカード8GB~64GB(32GB付属)