北米トヨタが発表した2019年の販売データを見ると、「LEXUS LFA 3台」とある。2012年に生産が終了しているレクサスLFAが2019年にまだ売ってる?
500台生産。北米にまだ4台の新車がある!
北米トヨタの2019年の販売台数を見ると
LEXUS LFA:2019年3台 2018年2台 前年比150%
と出ている。
レクサスLFAといえば、トヨタがレクサスブランドとして開発したスーパースポーツカーである。4.8ℓV型10気筒DOHC自然吸気の超高回転型エンジンをフロントに搭載する後輪駆動のスーパースポーツだ。コスト度外視で開発されたLFAの新車価格は国内で3750万円。世界で限定500台だった。そのうち50台はニュルブルクリンクパッケージだ。
世界56ヵ国で500台。日本の割り当ては最終的には約200台だったという。
さて、このLFA、生産は2010年に始まり2012年に終了している。つまり、8年も前に生産が終わっているモデルなのだ。にもかかわらず2018年に2台、2019年に3台のLFAが販売された。北米トヨタのデータだから、中古車ではなく、日本風にいえば「未登録の新車」である。
北米トヨタは2017年に「12台の新車のLFAがアメリカ国内のショールームに存在する」とコメントしている。その後
2017年 3台
2018年 2台
2019年 3台
が販売された。
ということは、12-3-2-3=4だから、まだ新車のレクサスLFAが4台存在するということだ。
ネット上でレクサスLFAの中古車を検索するとアメリカでは
2012年モデル 38万600ドル(約4643万円)
2012年モデル 46万9999ドル(約5640万円)
2012年モデル 52万9000ドル(約6454万円)
2012年モデル 60万ドル(約7320万円)
で売られていた。
日本でも数台のLFA(走行1000kmと3000kmの個体があった)がネット上で検索できたが、いずれも価格は「ASK」となっていた。
2010年発売当初のアメリカでの価格は37万5000ドルだった。当時の為替相場は1ドル=90円だったから3375万円だったわけだ。これはMSRP(メーカー希望小売価格)だから、需要と供給のバランスで実際の価格は変わる。人気が高ければプレミアが付くし、低ければ値引きされる。
さて、2019年に販売された3台のLFAがいくらで売られたのかはわからないが、残っている4台の新車のLFAに今後いくらのプライスタグが付くのか? 中古価格は7320万円なのだから、「まっさらの新車」はもっと高いはず。
「4台のLFAの新車」の行方と価格が気になるところだ。