CAR MONO図鑑を担当するカーグッズライターの浜先秀彰が東京オートサロン2020の会場で「これは!?」と思うアイテムを興味津々に深堀り!
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki) PHOTO●澤田和久(SAWADA Kazuhisa)
月明かりでも鮮明なカラー映像を映し出す
一部の高級車に純正で用意されている装備が「ナイトビジョン」。街灯のない真っ暗な道をはじめ、霧や雨などの悪天候下でも前方を走行する車両や歩行者などの存在を検知することができる。
これを後付け装着できるのがベロフジャパンの「LANMODE ナイトビジョンシステム」だ。
本体はダッシュボードの中央に設置。前面に装備された赤外線センサー搭載カメラで捉えた映像を背面の8.2インチディスプレイにカラーで映し出す。
同社の説明によると月明かりほどの光があれば昼間のように鮮明な映像を表示できるという。会場では暗室内に置かれているミニカーを実際のクルマに見立ててデモを行っていたが、下の写真のようようにハッキリとした映像を確認することができた。肉眼では真っ暗と言えるような状況下でこれほど見えるとは驚きだ。同社のデータでは36°の広い視界を持ち、300m先まで見えるという。
しかも取り付けは驚くほど簡単で、ダッシュボード上に滑り止めマットを装着し、その上に本体を設置。電源はシガーライターソケットかOBD2端子から取得ができる。99%の車種に適合するという。
ラインアップには単体の「ベーシックパッケージ(4万6000円/税別)」、リアビューカメラを付属した「リアビューカメラパッケージ(5万4000円/税別)」、専用ドライブレコーダーを組み合わせた「ドライブレコーダーパッケージ(6万5000円/税別)」の3種類がある。