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【高校野球】亡き父アドバイス「バット短く持て」守り、戦い抜いた最後の夏 武相・森山惇/神奈川


桐光学園対武相 8回裏武相1死一、三塁、同点となる右犠飛を放ち吠える森山(右)(撮影・小島史椰)

<真夏のライラック:武相・森林惇内野手(3年)>

<高校野球神奈川大会:桐光学園5-1武相>◇18日◇4回戦◇サーティーフォー相模原球場

亡き父とともに目指した甲子園出場はかなわなかったが、確かにともに戦った。

武相・森山惇内野手(3年)は0-1の8回、犠飛を放って同点に持ち込んだ。「なんとかしようと。(4番として)最低限やらないといけないと思った」と役割を果たしたが、延長タイブレークの末に敗戦。涙を流した。

5歳から野球を始め、父直さんにずっと教わってきた。「けがでプレーを断念した父の分も、自分なりに頑張りたい」と練習に励んできたが、父は昨年9月に虫垂がんで他界。最後の夏に挑む姿を見せることはできなかった。

父の写真をかばんに入れて臨んだこの試合。桐光学園のエース・加賀滉太投手(3年)とは少年野球で頻繁に対戦していた。その時にもらったアドバイスは「加賀くんは投手の足元を狙って、バットを短く持って打て」。くしくも監督から出た指示は「バットを短く持て」で、打席に向かう際に「父のことを思い出しました」。結果は四球も、支えてくれているような気がした。

最後の夏を終え「最高の結果ではなかったが、(頑張っている)姿を見せられたと思います」と涙ながらに話した。父の分まで頑張るという誓いを胸に、これからは大学野球の道に挑む。【寺本吏輝】

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