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だって選べなくて…


年末恒例、当サイトの編集スタッフが「実際に欲しい!」と感じたニューモデルを発表する企画、それが「欲しいクルマ・オブ・ザ・イヤー」(略してHOTY)であります。技術的なトピックも業界的な意義も関係なし!2番手は、ニューモデル速報「すべてシリーズ」編集部の大津英昭です。

 年末進行で皆テンパってる中に回ってきたHOTY(欲しいカー・オブ・ザ・イヤー)原稿執筆のお達し。入稿作業が一段落したクリスマス前の金曜日の夜に書いているのはニューモデル速報編集部のオオツです。「すべてシリーズ」や「軽自動車のすべて」「SUVのすべて」等の「統括シリーズ」の制作で、幸いにもクルマに乗る機会は結構多いんです。評価に関してはシロートですが、シロートなりのチョイスをご笑覧くださいませ!

3位:ホンダN-WGN

 3位はN-WGN! 軽というくくりに関係なく、1台のベーシックカーとして最高! という理由ですね。




 まずドラポジがちゃんと合わせられる。N-WGNはチルトだけじゃなくってテレスコピックもついているので、ペダルでシート位置を合わせても、ステアリングが遠くなったりしない。コレ重要ですよ。




 で、走り出してみると、NAエンジンでもストレスを感じずに流れに乗れる。その時にエンジンが力を振り絞る感じじゃないのもいいですよね。ターボだったらもう余裕。高速道路でのペースの調整も思いのままだもの。




 そうそう、高速道路と言えば、N-WGNにはホンダ軽初の渋滞対応ACCが付いているのもポイント。ACCは一度使うともうACCナシのクルマは考えられなくなりますからね。




 N-WGNのACCは結構しっかりと使えて、NAエンジンでも大きく後れを取ること無く前車に追従してくれます。まぁエンジンはだいぶ頑張ってましたが……。

愛嬌のある丸目がウインカーの眉毛でキリッとしているのがいいでしょう?
アイボリー/ブラウンのコンビシートもシンプルでイイ!


 そしてスタイリング。個人的にはカスタムよりも標準車の方が好み。丸ライトがシンプルでいいじゃないですか。可愛さ優先じゃ無くて、自分のようなオッサンでも恥ずかしくないのもGOOD。このシンプルっていうのがN-WGNのポイントで、インテリアも標準車のアイボリー/ブラウンのカラーコンビネーションが清潔感もあっていいですよね。




 自分が買うなら、標準車のターボモデル、L・ターボ Honda SENSING。ボディカラーはブラウン/ホワイトルーフの2トーンで決まり。外観にはオプションでボディ同色グリルと、ホワイトセンターのディッシュホイールを付けるとベストかな。

ホンダHPのセルフ見積もりで作ってみました。これなら男性でもイケるでしょ? ちなみにナビ、ETC、ドラレコ、リアカメラdeあんしんプラス2も追加した見積もり額は228万5360円ナリ。

2位:マツダ3

 2位にはアクセラ改めマツダ3。これは、実際にハンドルを握った時のオドロキが大きかったから。




「マツダ3のすべて」を製作した時に乗ったのは、試乗会場で撮影のためにクルマを動かした程度。正直フィーリングがどうこう言えるような経験はなかったのですが(「すべて本」って結構こういうパターンが多いんです)、その後でマツダ3で長距離移動する機会に恵まれました。




 最初は助手席に乗っての移動でしたが、正直まぁこんなもん……というカンジ。割と路面の凹凸は拾うし、ロードノイズも結構入る。まぁ車格なりのデキなんじゃないのかなぁなんて思ってたんですよね。




 ところが、自分でステアリングを握って走らせると評価は一変! ビタッとレールを走るような安定性で、助手席で感じたピョコピョコした動きが全然気にならない! マツダが謳っていた、ドライバーの視線移動を極力減らして疲労を軽減する、というフレーズ通りの走りなんですよコレが。




 ハンドリングも思い通り。峠道でキュンキュンステアリングを切るような走りでなくても、ステアリングを切り始めたところから自然に向きが変わり始めて、ピッタリステアリングを切った分だけ向きを変えてくれます。自分の思い通りの向きの変わり方をするので、後からステアリングを切り足したり戻したりすることが無いんですね。だから自然に走らせられるし、結果として疲れも小さくなるんです。

マツダ3に乗り込んでまず驚くのがインテリアの質感の高さ。初めて乗ると「ああ、いいクルマ買ったなぁ……」となることウケアイです。

 スカイアクティブXには乗っていないのでガソリンかディーゼルかしかわかりませんが、個人的にはガソリンの方がいいかな。ディーゼルは動き始めすぐのトルク感がもうちょっとあるといいなぁ。その点ガソリンの方がストレス無くアクセルを踏んだ通りに加速してくれますね。とにかくコイツだったらどこまでも走れそう! と思わせてくれます。




 いやしかし助手席と運転席でなんであんなに違ったカンジになったんだろう。とにかく、マツダ3は絶対自分で運転すべきです!




 チョイスはファストバック20Sのバーガンディセレクション。ポリメタルグレーの落ち着いた外観で、ドアを開けるとハデな赤いレザーっていうのがイイでしょ。ホイールはマットブラックにして足元を引き締める。オプションのボーズサウンドシステムは、純正のオーディオがすっげぇ良かったので付けなくていいや!

このカラーコンビ、いいでしょう?


1位:BMW X5/メルセデス・ベンツGLE



 1位がなんで2台なんだよってカンジですが、同クラスのプレミアムSUVってくくりでひとつ。




 この2台に乗ったのは「プレミアムSUVのすべて」制作時のこと。「高いんだからイイに決まってるでしょ」なんて乗る前から思ってたので、フツーの「イイ」だったら特になんとも思わなかっただろうけど、これが思っていた以上に「イイ……」んですよ。「イイ」じゃなくて、「イイ……」というカンジ。




 何がそんなにイイわけ? と聞かれたら、それはすべてがイイ……としか答えられない。アクセルを踏み込んだとき、タイムラグなくちょうど欲しいだけのパワーを取り出せる感覚。しかもパワーの出方がズズっと染みだしてくるようなと言うか、水を一杯に張ったコップから欲しい量だけ溢れてくるようなと言うか。まさに「そうそう、これだけ加速したかったんだよね」とドライバーの考えにシンクロしたようなパワーの出方で、ホントに青信号で普通に流れに乗って2tの車重をまったく感じさせないスムーズな加速をするだけでも「イイ……」(語彙力喪失)となっちゃうワケですよ。

X5のインテリア。シフトノブはクリスタル!
GLEのインテリア。ドアパネルのスピーカーネットの造形の精緻ときたら!


 ご覧の通りにボディサイズは大きいんだけど、ちょっと走らせるとボディの大きさは気にならなくなってしまう。ステアリングは軽すぎることなく、「ステアリングを切って車の向きを変えているんだ」とドライバーに自然に認識させつつ、手応えはしっとり滑らかな感触で、これまた「イイ……」(語彙力……)となってしまうんですね。




 またね、X5の方は全然背の高さを感じさせないのがスゴイ。ステアリングを切っても頭の位置はそのままに旋回するカンジと言ったらいいんだろうか。X5に比べると、GLEはドライバーが高い位置に乗っているんだなって思える。最もX5と比べたらそう感じるんであって、普通に乗っている時に不自然さを感じることはないのだけれど。




 そして、静粛性の高さもピカイチ。ドアを閉めた瞬間から外界と隔絶されたような感覚で、でもエンジン音は遠くで心地よく響いていて、「クルマを走らせている」という感覚は伝わってきて、やっぱり「イイ……」(語彙力……) 。




 とにかく徹頭徹尾そんな具合で、他の人から「どうだった?」と聞かれた時に、ただただしみじみと「イイ……」と語彙力を何処かに置き忘れたような答えしか出てこなかったこの2台が今年のベストだなぁ。




 自分チョイス? いやぁ……もうコレはなんでもいいんだけど、X5はベージュっぽいサン・ストーンのボディカラーにタンっぽいコニャック・ブラックの内装で。GLEはディーゼルの400dスポーツで、コレを赤で乗るっていうのがちょっとチャラっぽくて面白いかも。見積もり価格? それは聞かない方向で……。

これはGLEの撮影風景。夜明け前暗いうちから開始です。
GLEのアンビエントライトを試しにピンクにしてみたら……オオゥ。妖しい……。


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