11月29日、日産自動車はカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」のステーションを、九州電力・福岡支社の敷地内に12月1日にオープンすると発表した。
九州電力では大分支社に続く2カ所目のステーション
2018年1月にスタートした「NISSAN e-シェアモビ」は、日産自動車のEVとe-POWERのみを使ったカーシェアリングサービスで、電気自動車ならではのドライビングの楽しさと快適さを体験できる電動化技術と、先進運転支援技術や自動駐車機能などの知能化技術が体感できるもの。
九州電力・福岡支社の敷地内にオープンするステーションには、「日産リーフ」を2台配備。このステーションは、今年7月に同社の大分支社の敷地内にオープンしたステーションに続き、同社における2カ所目のステーションとなる。
日産自動車と九州電力はこれまで、EVを電力の需給バランス調整に活用するため、EVから電力系統へ電気を供給するV2G(Vehicle to Grid)技術の実証試験(2018年5月発表)や、「日産リーフ」を活用した最大需要電力削減のパイロットプロジェクト(2018年10月発表)などにおいて協業してきた。
また今年10月には、九州電力が日産のEV「e-NV200」を採用した「オールデンカ-EV」を制作。自車の蓄電池から外部給電器を通じて、車内に装備したIH調理器に電気を供給できるこのモデルは、県内をはじめ九州全域におけるイベントでの活用が検討されている。
今回の九州電力における「NISSAN e-シェアモビ」新ステーションは、これまでの両社の協業の一環として設置したもので、日産は引き続き九州電力とともに、お互いのアセットを活用したEVの普及拡大や、EVによる防災支援などの課題解決、エネルギーマネジメントなどの新たなビジネス創出においてさらに協業を深め、持続可能な社会の実現に取り組んでいく。