ヤマハは「ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)2019」において、欧州仕様の新型「ヤマハXSR900」「ヤマハXSR700」を発表。エンジンや足周りなど、基本構造に変わりはないが、カラーリングに大幅な変更あり。XSR900には、懐かしい初代RZ250を彷彿させる、ブラックカラー&デザインのガソリンタンクを採用している。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
XSR900に採用の「80 BLACK(ハチマルブラック)」に注目!
「ヤマハXSR900」は、水冷4ストローク直列3気筒DOHC845cc(XSR700は2気筒688cc)エンジンを搭載した、“Neo Retro(ネオ・レトロ)”ロードスポーツモデル。
“Neo Retro(ネオ・レトロ)”とは、「スーパースポーツ」「ネイキッド」といった従来のカテゴリーを超え、レトロな外観やその背景の物語性を秘めながらも、先進技術に基づくエキサイティングな走りを楽しめるカテゴリーを指す。
「ヤマハXSR900」「ヤマハXSR700」は国内仕様も発売中の人気モデル。欧州仕様として発表された新型モデルは、エンジンや足周りなどの基本構造はそのままに、カラーリングを一新。
「ヤマハXSR900」には、ヤマハが誇る伝説の2ストロークマシン「RZ250」の初代カラー「ニューヤマハブラック」をイメージした懐かし「80ブラック」もスタンバイ。なお、「80ブラック」の80は、初代RZ250の発売年のこと。
「ヤマハXSR900」に採用の大型ラジエターやコンパクトな3気筒エンジン、マフラーのエキパイ部の取り回しは、4ストロークエンジンながら、2ストロークのRZ250のスッキリとしたエンジン周りを彷彿。「80ブラック」カラーとも、絶妙なバランスを誇っている。