2019年10月24日(木)〜11月4日(月)まで開催中の「東京モーターショー2019」にて、レクサスは、次世代の電動化戦略「Lexus Electrified」を発表するとともに、EVのコンセプトカー「LF-30 Electrified」を世界初公開した。
それに合わせて、今回、電動化ビジョンの「Lexus Electrified」を象徴するコンセプトカー「LF-30 Electrified」が世界初公開された。
◼️2030年を意識した未来的なモデル
今回発表された「LF-30 Electrified」は、EVに期待される先進的なイメージをアーティスティックな質感まで昇華した未来的な造形や、自動運転をはじめとする新技術を積極的に織り込んだインテリア、緻密なモーター制御で従来のガソリンエンジン車では不可能な姿勢制御。さらに、人間中心の設計思想に基づくコックピットやステアバイワイヤといった「電動化技術を用いた車両基本性能の大幅な進化」を実現するため、2030年を見据えた先進技術を数多く採用しているという。
駆動は4輪にそれぞれモーターを組み込み、走行シーンに応じた駆動方式を提供。また、駆動ユニットを小型かつ軽量とすることで、車両パッケージの自由度の拡大にも貢献している。さらに、ワイヤレス充電技術による日々の充電の手間の簡略化やAIによるエネルギーマネジメント、ドローン技術を応用したサポートビークル「Lexus Airporter」(自律制御で玄関からラゲージルームまで荷物を自動運搬)、自動駐車機能や迎車機能といった従来のクルマとは一線を画すパフォーマンスを誇るとのこと。
■LF-30 Electrified
全長:5090mm
全幅:1995mm
全高:1600mm
ホイールベース:3200mm
重量:2400kg
航続距離(WLTP):500km
0-100km/h:3.8秒
最大速度:200km/h
最大出力/最大トルク:400kW/700Nm
■2019年11月に初のEV発表を予定
今回発表した電動化ヴィジョンを踏まえて、LEXUSは電動化技術によって今一度クルマの原点に立ち返り、走りの楽しさを大きく進化させ未来の高級車の在り方を根本から変えていくという。それに伴って、世界各地のニーズやインフラ環境に応じて適材適所で商品開発を進め、2019年11月には初のEVの発表を予定するほか、2020年代前半でPHVやEV専用モデルを投入し、2025年には全車種に電動車を設定して販売比率でガソリンエンジン車を上回るという目標が掲げられた。