・月間販売台数14958台 スペーシア/スペーシアカスタムを含む(19年1月〜6月平均値)
・現行型発表18年12月
・JC08モード燃費28.2 ㎞/ℓ ※「ハイブリッド XZ」のFF車
REPORT●塚田勝弘(TSUKADA Masahiro)
PHOTO●宮門秀行(MIYAKADO Hideyuki)
MODEL●森脇亜紗紀(MORIWAKI Asaki)
※本稿は2019年9月発売の「2019-2020年 軽自動車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。
■ハイブリッド XZターボ
全長×全幅×全高(㎜) 3395×1475×1800
室内長×室内幅×室内高(㎜) 2155×1345×1410
ホイールベース(㎜) 2460
トレッド(㎜) 前/後 1295/1300
車両重量(㎏) 890
エンジン種類 直列3気筒DOHCターボ+モーター
総排気量(㏄) 658
エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm) 47[64]/6000
エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 98[10.0]/3000
モーター最高出力(kW[㎰]/r pm) 2. 3[3. 1]/1000
モーター最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 50[5.1]/100
燃料タンク容量(ℓ) 27(レギュラー)
トランスミッション形式 CVT
駆動方式 FF
タイヤ・サイズ 155/65R14
最小回転半径(m) 4.4
JC08モード燃費(㎞/ℓ) 25.6
車両本体価格 169万5600円
乗降性
最低地上高はスペーシアと同じ150㎜で、低床設計と大開口が美点だ。3段階で開く前ドアも大開口で、大柄な人でも無理な姿勢にならずに済む。後席の座面は少し屈んだ高さにあり、横に移動する感覚で乗降できる。
先進安全装備
撮影車両データ
ボディカラー:アクティブイエロー ガンメタリック2トーンルーフ
オプション装備:全方位モニター用カメラパッケージ装着車(8万4240円)/特別塗装色(4万3200円)/スタンダードプラス7インチワイドナビ〈パナソニック〉(14万994円)/フロアマット〈ジュータン〉ハニカム(2万142円)/他
ボディカラー
インパネ
前席
着座位置は高めで、視界の良さ、開放感の高さが美点だ。ベンチ式のシートはホールド性よりも乗降性や左右ウォークスルーのしやすさを優先した感がある。背もたれのサイズ、座面の前後長は十分で厚みもある。
後席
左右別々にスライド&リクライニングが可能で、最後端にすれば足が組めるほど広々した空間が広がる。座面の前後長、背もたれの天地高ともに不足はないが、格納時を考慮しバックレストはやや平板なつくり。
ラゲッジルーム
低い位置から大きく開く開口部、自転車も余裕で飲み込む荷室高を確保する。後席側、荷室側の両方から操作できる5対5分割のダイブダウン式後席を前倒しすれば、ほとんど段差がなくフラットに拡大できる。荷室フロアは防汚仕様なので、汚れや水滴が拭き取りやすく、アウトドアに向く。
うれしい装備
シートアレンジ
前席ヘッドレストを取り外し、背もたれを寝かせればセミフラットになり、仮眠や車中泊などに対応する。後席は座面が沈み込みながら背もたれが格納されるダイブダウン式なので、フラットに拡大できるのも美点。助手席の背もたれも前倒しすれば長尺物の積載が可能だ。
アウトドアに大活躍の充実アイテム
バイヤーズガイド
パワーフィーリング的には自然吸気を選んでも街中ではまったく問題ない。しかし、例えばそこそこ長距離通勤に使うとか、山道を走るシーンも結構あるなんていう場合は、ゆとりのターボモデルをお薦めしたいところ。車重は軽めだが、アウトドア道具をたくさん積むことを考えると余裕が欲しい。2択なのであとは色を選ぶだけだ。