2019年10月24日(木)~11月4日(月)の12日間に渡り、東京ビックサイト(東京都江東区有明)にて開催される、「第46回東京モーターショー2019」。イベントに先駆け、ホンダがワールドプレミア&ジャパンプレミアとなる、注目の5モデルを初公開。まずはハンターカブの再来、「CT125」をじっくりとご覧いただこう。
PHOTO●渡辺昌彦(WATANABE Masahiko)/Honda
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
第46回東京モーターショー2019
今回の出展では、ホンダは「Go,Vantage Point ~ 自分をもっともっと連れ出すんだ」をメインコンセプトに、ホンダ製品を通して感じる「生活の可能性が拡がる喜び」を、多彩な企画展示で紹介する。
二輪車では、ワールドプレミアとして、スーパーカブをベースとしたコンセプトモデル「CT125」、ビジネス用電動スクーター「BENLY e:(ベンリィ イー)」、電動三輪スクーター「GYRO e:(ジャイロ イー)」。
また、ジャパンプレミアとして、「CRF1100L Africa Twin Dual Transmission」、「CRF1100L Africa Twin Dual Transmission ES(イーエス)」、「ADV(エーディーヴイ)150」を初公開。
このほか、CBシリーズの発売60周年記念展示や、ホンダのモータースポーツ活動における、世界選手権参戦60周年の歴史を伝える展示など、ホンダならではの多彩な企画展示を予定している。
コンセプトモデル「CT125」 ※ワールドプレミア
スーパーカブシリーズをベースとしながらも、“ハンターカブ”と呼ばれたCTシリーズの血統を引き継いだ、まったく新しいコンセプトの「CT125」。街乗りはもちろん、自然の中でも楽しめる機能を持ったトレッキング仕様だ。
スチール製フロントフェンダー、野性的なアップマフラー、キャンプツーリング等に活躍しような超大型のリヤキャリア、ハイマウント吸気ダクト&サイドエアクリーナーを装備し、他にはない独自のスタイリングを獲得。
オフロードの走破性に配慮したつくりと、冒険心をくすぐるデザインで、新たなジャンルを切り拓いているのがポイントだ。
1981年(昭和56年)に発売された先代モデル「CT110」。新しい「CT125」は何処が進化した?
写真は1968年(昭和43年)に国内発売された、ハンターカブ「CT50」の復活バージョン「CT110」。
7.6psのパワフルなエンジンを搭載したCT110は、CT系シリーズ最大の排気量を誇る105cc。大型のリヤキャリア、プロテクター付きのアップマフラー、エンジンガードなど、ハンターカブならではの装備で構成されている。
コンセプトモデルのCT125は、上記の装備に加え、前後にディスクブレーキを装備するなど、足周りが大幅に進化。各部のスペックはまだ明らかになっていないが、エンジンは最高出力9.7PSの「スーパーカブC125」がベースになっていると予想。
パワフルなエンジンや強靭な足周りなど、最新のテクノロジーが注ぎ込まれた新しいCT125は、“最強のハンターカブ”であることが予測される。