
BMW3シリーズといえば、いつの時代もプレミアム・セダンのスタンダードとして人気が高いモデルだ。「駆け抜ける歓び」を標榜するBMWの中心モデルである。Motor-FanTECHの会員の方々にも多くのオーナーがいる。そのオーナーにアンケートを実施。オーナーだからこそわかる燃費、不満、よいところをみてみよう。
BMW3シリーズは、名車2002の系譜を受け継ぐBMWの中核モデルである。日本国内でも、常にメルセデス・ベンツCクラスとDセグメント輸入車最量販モデルの座を争っている人気モデルだ。
Motor-FanTECH会員の皆さんのなかにもたくさんの3シリーズオーナーがおられる。今回、アンケートに答えてくださったのは、19名だ。内訳はデビューしたばかりの現行型(G20型)が1名、先代F30型が14名、それ以前のモデルが4名だった。やはり2012年デビューの先代F30系の比率が高い。
現行型(G20型)2019年~
まずは、現行型(G20型)のオーナーレポートから
330i(2019)「最新のADAS、コネクティビティが魅力」

年式グレード:2019年
排気量:2.0ℓ トランスミッション:AT
平均燃費:13.5km/ℓ(慣らし運転中)
長所:ターボを感じさせないガソリンエンジン。210Km/h まで設定できるクルーズコントロール。3眼カメラによるスムーズなステリングアシスト。
短所:逆に回転するタコメーターに違和感がある。オプションでもTVチューナーの設定が無い。ドアの開閉音が軽くなった。
評価
外観:★★★★★
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★☆
燃費性能:★★★★☆
装備:★★★★★
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「最新のADAS、通信、ディスプレイ のシステムを搭載しており非常に満足しております」
6代目型(F30型)2012年~2019年

先代F30型の人気は高い。14台のうち、ディーゼルが7台、ガソリンが7台というディーゼル比率高さも特筆すべきところだ。
320dツーリング(2016ディーゼル)「まさしくツーリングカー。ロングドライブが楽しい」

排気量:2.0ℓ トランスミッション:AT
平均燃費:15.4㎞/ℓ(府内の移動が8割、長距離ドライブが1割)
長所:山岳路でもストレスを感じさせない高速巡行性能と優れた燃費~山陽道と中国自動車道で燃費の差がない。ZF 8HPとエンジンの協調が素晴らしく、意のままに加減速できるのが気持ちよい。ノーズダイブなくスーと後ろから引っ張られるように制動するブレーキフィーリングが秀逸、コントローラブルで鳴きもまったくない。
短所:EUや北米では選択できるのに、アダプティブLEDヘッドライトが日本仕様では使えない。オートパーキングブレーキがないので交差点で前車がいないときはフットブレーキを踏み続ける必要がある。ある道路条件で共振してさまざまなところからビビリ音がでる。ディーラーはよく診てくれるが治りきれない。
評価
外観:★★★★★ 控えめで端正。
室内:★★★☆☆ 標準車のため簡素で素っ気ないが嫌ではない。小物収納スペースが少ない。
走行性能:★★★★★ 独車らしからずシートが柔らかい。非Mスポーツサスペンションは乗り心地が良い。ロールはそれなりにあるがハイスピードで荒れた山岳路をいなす。
燃費性能:★★★★★ 燃費を気にすることなく気持ちよく踏め込める。一度無給油で1100km近く走行できた。
装備:★★★★☆ Android AutoやApple CarPlayの対応が遅れている。アップグレードできると良いのだか。
満足度:★★★★☆ ディーゼルの魅力満載です。日本にも6気筒モデルが入ると良いですね。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「まさしくツーリングカーだと思います。荷物もたっぷり載せられロングドライブが楽しいです。サイズが適正で街乗りにも良く、駐車場を選びません。台風の中、高速道路を走った時ですが、流される感じもなかったのでいつもの速度で走行しましたが、降車してはじめて横殴りの雨であることを知りました。優れた空力と低重心のお陰と感心しました」
320d ツーリングMスポーツ(2016ディーゼル)「燃費は18km/ℓ以上。購入時にはメンテ保証を」

排気量:2.0ℓ トランスミッション:AT
平均燃費:18.4km/ℓ(街中2割、郊外8割)
長所:ディーゼルなので中低回転トルクがあり乗りやすい。燃費が良い。18km/ℓ以上。足まわりがしっかりしているので台風直撃中でもハンドル取られない
短所:ACCしか付いていないのでレーンキープしてくれない。リセールバリューが今イチ。高回転での吹けが今イチ。
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★☆
燃費性能:★★★★★
装備:★★★☆☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「メンテナンス費用が高額になりやすいので、長距離のる方は購入時のメンテ保証は必須です」
320d Luxury(2015ディーゼル)「安定感があり、かつ軽快。意のままのドライビング」

排気量:2.0ℓ トランスミッション:AT
平均燃費:15km/ℓ(都内通勤が5割)
長所:運転していて、楽しい。安定感あり、かつ軽快。低速トルクで、運転が、意のまま。高速で燃費が良い。
短所:やはり、アイドリングが、賑やか。トランクが小さい。助手席回りが、狭い(妻の感想)
評価
外観:★★★★☆ 外観に関するコメント:コンパクトで、スクエアで、らしいデザイン。
室内:★★★★★ 室内に関するコメント:シンプル、すっきりで良い。吹き出し口の丸は嫌いです
走行性能:★★★★☆ 走行性能に関するコメント:必要十分です。スポーティーで安定感あります。思ったよりは、静粛です。
燃費性能:★★★★☆ 高速は良いけれど、都内が、多いのでやむ無しです。
装備:★★★★★ ACCは、本当に便利。帰省ドライブでは、頼りっきりで、安全にも繋がっています。
満足度:★★★★★ 大満足です。プラスチッキーでは、まったくありません。革シートも良い。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「大きさも含めて、国内の交通事情にぴったりです。一度、外国車で、海外の考えかた、設計思想に、触れてみるべきです」
320dツーリングMスポーツ(2013ディーゼル)「ディーゼルエンジンの魅力と走る喜び」

排気量:2.0ℓ トランスミッション:AT
平均燃費:17km/ℓ(通勤がメイン)
長所:乗っていて楽しい。エンジンのトルクがある。外観デザインが良い
短所:狭い。内装が安っぽい。リコールが多すぎ
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★☆☆
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★★★
装備:★★★☆☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「ディーゼルエンジンの魅力と走る喜びはこのモデルが一番です」
320dグランツーリスモxDrive Mスポーツ(2018ディーゼル)「セダン+ディーゼル+AWD」
排気量:2.0ℓ トランスミッション:AT
平均燃費:12.6km/ℓ(市街地7割、高速3割)
長所:当時、セダン+クリーンディーゼル+AWDはこの車種のみであった。ディーゼルのトルク感。経済性
短所:アイドリング時のディーゼル音が少々気になる
評価
外観:★★★★★
室内:★★★★★
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★☆☆
装備:★★★★☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「ニュー3シリーズの発売と同時にGTの後継車種は生産しないとの発表がありました。いわゆる絶版車となり残念です。しかし希少性という意味で価値のある車だと思います。これからも大切に長く乗りたいです」
320dツーリング(2019ディーゼル)「自然で素直なハンドリング」

排気量:2.0ℓ トランスミッション:AT
平均燃費:15km/ℓ
長所:ディーゼルならではの低速からの強力なトルク。自然で素直なハンドリング。
短所:今となっては古臭さを感じるメーター周りのデザイン。
補足コメント:主に市街地
評価
外観:★★★★☆ はじめは良いとは思わなかったが、どんどんよく思えるようになった。
室内:★★★★☆ 程良く地味なところがあるので、カスタマイズしたくなります。
走行性能:★★★★★ ルクフルなエンジンであっても、まだシャシーがその上をいく。
燃費性能:★★★★★ 10km/lいけばよいと思いましたが、予想以上に良いです。
装備:★★★★☆ ライト周りの安全装備がなくなっている。
満足度:★★★★★ 細かいところは気になりますが、やはり走りは秀逸です。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「運転を楽しみたい人に。ハンドリングだけなら318i、エンジンパワーは340iですが、クルマとの一体感はこれですね。ずっと6発を乗り継いでいましたが、最新のBMWは低回転域からの運転が格段に良くなっています」
320dツーリングLuxury(2013ディーゼル)「トルクがあるので運転が楽。燃費が良い」

排気量:2.0ℓ トランスミッション:AT
平均燃費:15km/ℓ(近距離移動7割、長距離移動3割)
長所:トルクがあるので運転が楽。燃費が良い
短所:シート座面幅が狭くサポート性が悪い。シート座面の厚みが薄く長時間の運転ではお尻が痛くなる。シートの通気性が悪く夏場は暑い。エアレーション機能が欲しい。内装がプラチッキーでチープな感じで高級感は無い。
評価
外観:★★★★☆ デザインは良い。
室内:★★☆☆☆ 素材がプラチックで高級感無し。
走行性能:★★★★★ 運転して楽しい。
燃費性能:★★★★☆ 走行コストは安い。
装備:★★★☆☆ ACC は欲しい
満足度:★★★★☆ 良い買い物だった
このクルマの購入を検討している人にひと言
「スポーツシートをお勧めします」
BMWの良さは6気筒に限る

排気量:3.0ℓトランスミッション:AT
平均燃費:8km/ℓ(トルクがあるので、ゆっくり踏めば、燃費は9km/ℓくらいになる)
長所:6気筒のよさ。BMWは6気筒。
短所:なし。
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★☆☆
装備:★★★★☆
満足度:★★★★★
このクルマの購入を検討している人にひと言
「BMWの良さは6気筒に限る」
335iMスポーツパッケージ(2014)「前車E90型 335iより鈍重」

排気量:3.0ℓ トランスミッション:AT
平均燃費:市街地通勤8.2km/ℓ 長距離10.0km/ℓ
長所:不人気車種のためかお得価格。燃費がよい(前車E90 335i比)。遮音もよく、コンチネンタル・スポコン3もロードノイズが少ないため静か。初代スポコンはロードノイズが凄かった。
短所:Mスポなのに車高が高い。サスが柔らかく車重のためかアンダーが強い(前車E90 335i比)。デフォルトでアイドリングストップ。OFFにできない。坂道発進で後ろに下がる。
評価
外観:★★★★☆ 対人衝突安全性のためかフロントフードが高い
室内:★★★★☆ レザーなので質感はそこそこ
走行性能:★★★☆☆ 前車E90型 335iより鈍重。 充電状態が良い時のフルスロットルはなかなかよい。
燃費性能:★★★☆☆ こんなものだと思う。
装備:★★★☆☆ ACCは使い方を工夫すれば、なかなか使える。idriveはコーディングが必要。
満足度:★★★★☆ コスパはまあまあ。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「絶版なので、欲しい人は2015年モデルがおすすめ。純粋に6気筒を楽しみたい人は340iMスポがよい」
320i x-Drive(2017)「xDrive の積雪、圧雪、アイスバーンでの安定性がいい」

排気量:2.0ℓ トランスミッション:AT
平均燃費:夏場12km/ℓ以上、冬場10km/ℓ以下(ほぼ通勤に使用してます)
長所:xDrive の積雪、圧雪、アイスバーンでの安定性。2年目以降、燃費が結構良くなったような気がする。小振りで軽量でフットワークや取り回しが良い
短所:旋回半径が少し大きいような気がする。ワイパー立てたいときに、大げさに動いた後でなければ立てられるようにならない。BMW Connectedが有料
評価
外観:★★★★★ プレスライン上にドアノブが配置されているデザイン性が高く、製造技術も高い。
室内:★★★★☆ メルセデスとかアウディよりは装飾性が低いが、別に見せびらかすために車を選ぶわけではない。
走行性能:★★★★★ 国内では必要にして充分。これ以上の動力性能は違法行為でしか役に立たない。
燃費性能:★★★★☆ レギュラーガソリンでもこのくらいの出力と燃費は確保してほしい。
装備:★★★★☆ コネクティビティが優良だが、通常の通勤15分程度では無駄な機能かな。
満足度:★★★★☆ 日本車と比較してしまうような人は買ってはいけません
このクルマの購入を検討している人にひと言
「BMWは車自体が好きな人に買ってほしい。見せびらかしたり自慢したい人には、おすすめしません。なぜなら、本質の良さは乗ってもらないとわからないブランドなので」
320i sport(2017)「FRで50対50 の重量配分による回頭性の良さ」

年式グレード:2017 320i sport
排気量:2000 トランスミッション:AT
平均燃費:10.0km/ℓ(旅行等遠出ドライブ 8割)
長所:運転する楽しさ。FRで50対50 の重量配分による回頭性の良さ。室内は静か。
短所:オーディオがしょぼい。1ランク下のアウディA3よりひどい。車線逸脱等の警告が、音でなくハンドルが震える程度。路面が荒れていたらまったくわからず、あっても意味がない。フォレスターアイサイトを持っているが、その他の安全装置もしょぼすぎる。アイドリングストップが鬱陶しい。必要なし。
評価
外観:★★★★☆ キドニーが大きすぎず、落ち着いたデザイン
室内:★★★☆☆ リヤが若干狭く、乗り降りがややきつい。
走行性能:★★★☆☆ やや良い。確かに駆け抜ける喜びはある。
燃費性能:★★★☆☆ 普通、BMWに燃費を求めるのがナンセンス。燃費を求めるならプリウスでも乗れば?
装備:★★★★☆ パーキングアシスト。これは使える。縦列、車庫入れが半自動。
満足度:★★★☆☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「やはりデザインとステータス。国産セダンでは良いのがないから、レクサスやクラウンのスピンドルが醜く受け入れられない」
320i sport(2013)「運転するのが純粋に好きな人には,最高のお供です」

排気量:2.0ℓトランスミッション:AT
平均燃費:都内8km/ℓ、遠距離16Km/ℓ(都内移動が7割、郊外3割)
長所:適正な前後重量配分と正確なハンドリングで安定した走行性能ができる。エンジン性能を120%引き出せる賢いAT(184psにもかかわらず、絶妙なギヤ選択による鋭い加速、自動シフトダウンでの減速)使い勝手の良いトランク(3分割可倒式&トランクスルー機能)
短所:UVカットガラスの設定がなく、夏場は紫外線による日焼けと室内温度の上昇がひどい。前面ガラスはフィルム施工もできないため。消耗品の価格が高い。結果OEM等の部品で交換対応している。プラスティック、ゴム類の耐久性(特に紫外線対応)が日本車に比べて低い。
評価
外観:★★★★★ 視界が広い割に、低重心で恰好が良い。
室内:★★★★☆ メーターが見やすい等、実用的。ただし豪華な感じではない。
走行性能:★★★★☆ 走る、曲がる、止まる全てが高次元。330iなら高出力にて★5つ。
燃費性能:★★★☆☆ 都内での走行は燃費が良くない。郊外では最高22km/ℓ
装備:★★☆☆☆ 013年式なので、ACC等の安全機能はなし。最新のG20型なら★5つ
満足度:★★★★☆ 購入経費が高めだが、運転した時に爽快感もそれ以上に高い。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「車を運転するのが純粋に好きな人には,最高のお供です。すでに6年以上乗っていますが、高音フォーンが壊れた以外は故障知らず、予想以上にタフな車です。エアフィルター、エアコンフィルター、ワイパー等の消耗品は自分で交換すれば費用的に日本車とそれほど経費も掛かりません」
320iツーリング(2014)「スムーズな加速感 操舵時の安定性」

排気量:2.0ℓ トランスミッション:MT
平均燃費:7~8km/ℓ
長所:エクステリア スムーズな加速感 操舵時の安定性
短所:後席の狭さ
評価
外観:★★★☆☆
室内:★★★★☆
走行性能:★★★☆☆
燃費性能:★★☆☆☆
装備:★★★☆☆
満足度:★★★☆☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「先ずは試乗してみて」
318i Luxuryツーリング(2018)「速さにはさほど拘らないが運転そのものを楽しみたい方にはオススメ」

排気量:1500cc トランスミッション:AT
平均燃費:11km/ℓ
長所:車線変更時の車体の挙動の滑らかさ。エンジンパワーに対してシャシー性能が上回っているためか、車の性能を使い切れる楽しみが味わえる。
短所:敢えて挙げるならATであること。MTだったらより運転が楽しい。
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★☆☆
装備:★★★★☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「速さにはさほど拘らないが運転そのものを楽しみたい方にはオススメです」
総合評価:欠点はあれど、それを上回る走りが魅力

外観:4.2
室内:3.8
走行性能:4.4
燃費性能:3.7
装備:3.6
満足度:4.1
となっている。もっとも評価の高いのは走行性能だ。やはり「駆け抜ける歓び」のために3シリーズを選んでいるようだ。燃費は総合では3.7になるが、ディーゼルエンジン搭載車に限ってみれば4.4となる。
まずは、燃費を見てみよう。
ディーゼルエンジン搭載モデル:15.5km/ℓ
と非常に良好だ。軽油が安いことも相まって、オーナーにはありがたいところだろう。
一方のガソリンは、3.0ℓ直6ターボと2.0ℓ直4ターボ、1.5ℓ直3ターボがある。モデルイヤーによってN型とB型に分かれるが、3.0ℓ直6ターボは、パワーを楽しむために購入するだけあって、燃費は10.0km/ℓ以下でもやむなし、との認識だ。メインの2.0ℓ直4ターボは10.0km/ℓ前後。ただし、ロングドライブになると16.0km/ℓにも達するという報告もあった。1.5ℓ直3ターボのオーナーはおひとりで燃費は11.0km/ℓだった。ガソリンエンジン搭載車の平均燃費は9.6km/ℓだった。
総合的な満足度は4.1。走行性能、燃費、外観、室内、装備の平均は3.7だから、「いろいろ欠点はある(装備が物足りないということが多かった)が、やっぱりBMWらしさを高評価していた。
325i クーペ(2010)「直6NAの6800回転付近までスムーズに伸びるエンジン」

排気量:3.0ℓ トランスミッション:AT
平均燃費:10km/ℓ(毎日通勤に使っています)
長所:直6NAの6800回転付近までスムーズに伸びるエンジンの気持ち良さです。クーペのスタイルが流麗であり、サイズ感がちょうどよいこと。内装のコーラルレッドが華やかで、ドアの内張や手に触れるところまでレザーが張ってあること。
短所:クーペなのでドアが大きく、場所によっては乗り降りに不便がある。最新の安全装置がついていない。
補足コメント:
評価
外観:★★★★☆ ミネラルホワイトのボディーカラーがキャラクターラインを強調して綺麗に映し出しています。
室内:★★★★☆ シートベルトが自動で出てきてくれるところが便利です。また、ドアの内張までレザーが貼ってあり、手に触れるところの上質感があってよいです。
走行性能:★★★★★ 直6NAが6800回転までストレートに吹きあがり、気持ちがいい。
燃費性能:★★★☆☆ まあこんなものだと思います。
装備:★★☆☆☆ なくても問題がないです。
満足度:★★★★★ 約3万6000km、車庫保管の1オーナーを200万円で認定中古車として購入しました。納車時にタイヤを4本ミシュランパイロットスポーツ4に、リヤデフを新品に換えてくれました。また、その後ミッションに不調が見つかり、リビルド品ですが、載せ替えをしてもらいました。ディーラーの保証と対応に満足しています。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「古い車なので、ディーラーの認定中古車で購入して、保証期間内に不備を出し切るようにするとよいです」
325i (2005)「14年間乗って大きなトラブルはほとんどない」
排気量:2.5ℓ
トランスミッション:AT
平均燃費:8km/ℓ(高速道路では13km/ℓ)
長所:安定した走行性能(高速道路・ワインディング道路ともに)。直6エンジンのスムーズな回転と きれいな排気音。信頼性の高さ。14年間乗って大きなトラブルはほとんどない。
短所:燃費が悪い。街乗りで 6km/ℓ。:ヘッドライトカバー(ポリカーボ製)の黄ばみ(12年目頃より)
評価
外観:★★★★☆ 運転席からの後方視界が悪い。
室内:★★★★☆ ウインカーのスイッチが電子式のため、操作性が悪い。
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★☆☆ 燃費に限れば、街乗りには向かない。
装備:★★★☆☆
満足度:★★★★★
満足度に関するコメント:まだまだ乗り続けるつもりです。(現在14年目ですが 絶好調です。)
このクルマの購入を検討している人にひと言
「耐久性・維持費面では あまり心配する必要はないかと思います」
335i Mスポーツ(2007)「エンジンの良さ。パワー、スムーズさ、音」

排気量:3.0ℓ トランスミッション:AT
平均燃費:9.8km/ℓ
長所:エンジンの良さ。パワー、スムーズさ、音。程よいサイズ感。デザイン。
短所:ランフラットタイヤの乗り心地の悪さ。
補足コメント:乗り換えたいクルマが無い
評価
外観:★★★☆ クリス・バングル時代の攻めたデザインが好き
室内:★★★☆☆ 最近のBMW煩雑なデザインよりマシ
走行性能:★★★★☆ 流石にボディは最新のものとは比較にならないが。
燃費性能:★★★★☆ パフォーマンス的にはOK
装備:★★☆☆☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「100万円でエンジンを味わうのもあり」
330Ci Mスポーツ(2003)「自然吸気直列6気筒3000ccのスムーズさ」

排気量:3000cc トランスミッション:AT
平均燃費:6.0km/ℓ(街乗り)、10.0km/ℓ(高速)(首都圏移動が9割、ドライブ1割)
長所:自然吸気直列6気筒3000ccのスムーズな回転フィール。コンパクトな車体サイズ。スタイル
短所:古いエンジンで自然吸気3000ccだから仕方ないが燃費が悪い。
評価
外観:★★★★★ この時代のデザイン・スタイルが好き
室内:★★★☆☆ 室内質感はメルセデス・ベンツ等には劣るが必要十分
走行性能:★★★★★ 動力性能、コーナリング性能等トップクラスだと思う
燃費性能:★★★☆☆ やはりもう少し燃費がよくあって欲しい
装備:★★★☆☆ 古いので仕方ないがバックカメラは標準であって欲しい
満足度:★★★★★ 中古であれば軽自動車よりも安く名車が購入できて満足
このクルマの購入を検討している人にひと言
「状態をある程度自分で判断できメンテナンスの必要性もやるのはプロにおまかせするとしても自分で考えられるのであれば非常にお買い得な名車といえる」
ご協力いただいた会員の皆さま、どうもありがとうございました。