クルマに定員フル乗車したときのスペースは? と後席に座ったり、リヤゲートの高さを見てみようと立ってみたり、インプレッションがあるかと思えば後席のみ、という異色不定期連載【乗り込むシリーズ】第7弾。
184cm(♂)177cm(♂)164cm(♀)の居住性チェッカーズが、FIAT500のサイズ感をチェック。居住性は? 後席の乗り心地は?
こんにちは。【乗り込むシリーズ】第7弾またもや番外編です。
今回は多くの人の心を捕らえて離さない、FIAT500!
チェッカーズ(身長184cm、177cmの男性と164cm女性)、かわいい車両を前に仕事を忘れてメロメロ。もう、今日はおしまいにしてドライブに行きませんか? という空気がどこからともなく流れる……。
では、サイズのおさらいから
FIAT500のボディサイズは
全長×全幅×全高:3570mm×1625mm×1515mm
ホイールベース:2300mm
となっている。
愛らしいクルマが欲しい! と思ったとき、比較するのはどんなクルマだろうと考えると、BMWミニ、ルノー トゥインゴが思い浮かぶ。
その2台とサイズを比較してみよう。
【BMW MINI ONE】238万円〜
全長×全幅×全高:3835mm×1725mm×1430mm
MINIのほうが265mm長く、幅は100mm長い。だが、全高をみるとFIAT500のほうが85mm高い。MINIは、FIAT500と比べると一回り大きいという印象だ。
【ルノー トゥインゴ インテンス】177万円〜
全長×全幅×全高:3620mm×1650mm×1545mm
お次はトゥインゴ。トゥインゴのほうが50mm長く、25mm幅が長い。全高のみFIAT500が30mm高いものの、サイズ的にはかなり近い。
気になるお値段だが、FIAT500は1.2popが199万8000円、TwinAir Popが235万円、TwinAir Loungeが267万円。購入を考えたときに値段がネックになることなく比べられる3台、といえるだろう。
コンパクトだけど何センチくらいまで乗れるのかな?
このクルマを見ると、どうしてもルパン三世を思い出してしまう昭和人。チンクエチェントに乗り、オープンにしたルーフからアタマとか帽子ががちょいっと出ているイメージね。ルパンの身長が179センチ(あ、ちなみに、次元は178センチ、五エ門が一番高くて180センチらしい)ということらしいので、実際に180センチを越す身長でもラクに乗れるのか試してみました。
FIAT500の魅力は、どんな体型の人が乗っても、とにかくチャーミングに見えるところ! これは、FIAT500が唯一無二であると言っても過言ではないだろう。普通のコンパクトカーだと「うわ〜窮屈そう〜」としか感じないところ、FIAT500は「なんか、いい! オシャレ」となる。
性別に関係なく年齢に関係なく似合うクルマ、というかなり稀有な存在だ。発売から10年以上のロングセラーカーだということにも頷ける。
もちろん妥協点はあります
エクステリアもインテリアも魅力たっぷりなのですから、ある程度の妥協は必要です。そりゃ、当たり前ですね。FIAT500の場合は、後席です。「トランクが広い」もしくは「エマージェンシーシートがある」と思って乗りましょう。
ただ、ここがスゴイところですが、160センチ以下であれば、きちんと乗ることができるのです。写真をご覧ください。
トランクゲート開口は結構高め
後ろからの写真は左から身長184/177/164センチ。開口が高めなことが見て取れると思う。また、横から撮影した写真の手の角度を見ていただくとわかりやすいが、164センチだと上から閉めるのは厳しい。
ちょっと簡単に駆け抜けてしまいましたが、いかがでしたか? インプレッションを併せて読んだら、欲しくなること間違いなしですね!
それでは、番外編FIAT500はこれにて終了。また次回お会いしましょう。
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