明電舎は、太田事業所の開発実験棟に設置した電動車両用デモシステムの運用を8月1日より開始した。
本システムには、2019年3月に業務提携したFEV社のシミュレーションソフトを組み込んだ。システム導入によって、製品販売の促進だけでなく、今後顧客への受託試験の提供や、明電舎のEV事業用の研究開発用設備としても活用していく。
本設備は、明電舎製のダイナモメーター、操作計測盤に、FEV社のソフトウェアである『オートメーションやリアルタイム・シミュレーションを実行する“MORPHEE(モルフィー)”』と『複数のCAEモデルを連成シミュレーションする“xMOD(エクスモッド)”』を組み込んだ新しい試験システム。様々なモデルソフトを利用しシミュレーションを行うことにより、EVモーター単体で車両走行状態の燃費、車両評価を行える。このような製品開発プロセスへのモデルベースの活用により、顧客の業務の効率化と開発期間の短縮に貢献する。