今年開催される東京モーターショーへの出展を見送ったポルシェが独自イベントの開催を発表した。その中身は単なる自動車ショーとは違う、一風変わった内容のイベントであるようだが……。
今年の東京モーターショーにポルシェが出ない。今さら言うことでもないが、最近の輸入車ブランドによる東京モーターショーへの出展は年々減っており、前回ブースを構えていたポルシェ以外にも多くのブランドが出展を見送っている。今年参加するのは唯一メルセデス・ベンツくらいである。
そんなポルシェファンには寂しい状況の裏で独自にイベントを実施することが発表された。開催するのは「scopes Tokyo(仮)」という独立型ブランドエキシビション。東京モーターショーと同時期の11月に東京・渋谷で約1ヶ月限定で開催するという。
とはいえ「scopes」はモーターショーとは一線を画する内容で、アートやエンターテイメントなど様々な文化的体験を通して、ポルシェの新たなる顧客層となるであろうミレニアル層とコミュニケーションをはかるのが狙いだ。これまでにもポルシェの主催でベルリン(2018年9月)やアムステルダム(2019年5月)で開催されており、今回の東京で3ヵ所目となるという。
今回東京ということで日本からも様々なアートやエンターテイメントなど趣向をこらした内容となるだろう。もちろん新型911や来年日本にも導入予定のEV、タイカンなども間近で見られるかもしれない。正式な開催期間や場所などの詳細は決定次第発表されるというから期待して続報を待とう。