ルノーはこのほど、今年3月に開催されたジュネーブ・モーターショーで初披露された新型クリオ(日本名ルーテシア)が、Euro NCAPの衝突安全性試験で最高評価の5つ星を獲得したと発表した。
4項目すべてで高い評価を獲得
Euro NCAPの安全性試験で最高評価となる5つ星を獲得するには、「成人乗員保護性能」で80%以上、「子供乗員保護性能」で75%以上、「歩行者保護性能」で60%以上、「安全補助装置」で50%以上という4項目をすべてクリアしなければならない。
新型クリオの試験車両は1.0Lエンジンを積む「ゼン1.0 TCe 100」。その結果は「成人乗員保護性能」で96%、「子供乗員保護性能」で89%、「歩行者保護性能」で72%、「安全補助装置」で75%という評価。すべての項目で基準を上回り、総合5つ星を獲得した。
五代目となる新型クリオには、合計6つのエアバッグや緊急ブレーキアシスト付きABSのほか、カメラとレーダーによる車線維持支援機能や速度警告付き交通標識認識機能、車間距離警告機能といった先進装備が積極的に搭載されている。
新型クリオ(ルーテシア)の日本導入時期は今のところ明らかにされておらず、当然どんなグレードや仕様が日本にやってくるかも分からないが、ひとまず衝突安全性の面では心配ないことが実証された。