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ヨーロッパにおいて、すべてのクラスの乗用車のなかでVWゴルフに次いで2位、Bセグメントにおいては1位、そしてフランス国内においては全クラスを通じて1位と、モデル末期になってもベストセラーであり続けたルノー・クリオ(日本名:ルーテシア)がフルモデルチェンジを受け、五代目へと進化を遂げた。空前のヒット作となった先代(日本を含む多くの市場では、まだ現行モデルである)と比べ、ボディサイズはどのように変化しているのか? 数値で比較してみよう。
※先代四代目は日本仕様、新型五代目は欧州仕様の数値を用いている。
新型五代目ルーテシア 全長×全幅×全高:4050×1798×1440mm ホイールベース:2583mm
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先代四代目ルーテシア 全長×全幅×全高:4095×1750×1445mm ホイールベース:2600mm
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全長が短縮され、全幅は拡大された
全長
四代目:4095mm
五代目:4050mm(−45mm)
全幅
四代目:1750mm
五代目:1798mm(+48mm)
全高
四代目:1445mm
五代目:1440mm(−5mm)
ホイールベース
四代目:2600mm
五代目:2583mm(−17mm)
※()内は日本仕様の四代目に対する欧州仕様の五代目の差
先代はBセグメントとしては前後に長いボディだったが、そのおかげで流麗なデザインを可能としライバルと比べて見た目の印象はひとつ上のクラスのようだった。
とはいえ縦列駐車する場面の多い欧州では、全長は短い方が有利である。ホイールベースをそれほど短縮せずにオーバーハングを切り詰めることで、室内スペースに影響を及ぼすことなく全長を縮めたということだろう。
一方の全幅の拡大は、道が狭いながらも一方通行の多い欧州では、それほど問題視されない傾向がある。ハンドル切れ角の増大をもたらし、むしろ最小回転半径が小さくなっている可能性もある。ちなみに先代四代目の最小回転半径は5.3mで、新型は現時点では未公表だ。
ただし日本では狭い道でも相互通行のケースが多く、保管場所の絶対的なスペースの問題もあり、全幅の拡大には慎重にならざるを得ない。果たして「全長を短縮、全幅を拡大」がどういった変化をもたらすのか? 日本上陸を楽しみに待とう。
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