紫外線や赤外線を大幅にカットして、乗員の肌が焼けたり車内が高温になったりするのを防ぐ断熱ガラス。自動車用ガラス卸売り大手の生駒商事は、1月11~13日に千葉県の幕張メッセで開催された「東京オートサロン2019」に初めて出展し、ADAS(先進運転支援装置)用カメラにも対応する断熱フロントガラス「コートテクト」で注目を集めていた。
PHOTO&REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)
だが生駒商事は、こうした状況にいち早く対処。国内外の自動車メーカーで純正採用の実績も多い中国のフヤオ(FUYAO)と交換用フロントガラスを共同開発して、ガラスの構成や厚み、透過率などを純正品と同等に設計し、実物を第三者機関で計測したうえで実車装着テスト。JISや欧州Eマーク、米国ASマークをクリアし、車検にも対応し、カメラ用ブラケットも備えるものを、2015年より順次販売開始している。