現行型が登場したのは2013年だが、ホンダ独創のセンタータンクレイアウトを採用したことでコンパクトカー随一の室内空間の広さと機能性を誇る。パワートレーンはガソリンとハイブリッドの2種類。18年7月にはホンダアクセスが手掛けた上質な内外装を纏う「モデューロスタイル」が追加されるなど、質感へのこだわりも見逃せない。
TEXT●工藤貴宏(TAKAHIRO Kudo/写真解説)
PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)
HYBRID・モデューロスタイル Honda SENSING
全長×全幅×全高(㎜):4005×1695×1525
室内長×室内幅×室内高(㎜):1935×1450×1280
ホイールベース(㎜):2530
トレッド(㎜)前/後:1480/1470
車両重量(㎏):1150
エンジン種類:直列4気筒DOHC+モーター
総排気量(㏄):1496
エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm):81[110]/6000
エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):134[13.7]/5000
モーター最高出力(kW[㎰]/rpm):22[29.5]/1313-2000
モーター最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):160[16.3]/0-1313
燃料タンク容量(ℓ):40(レギュラー)
トランスミッション形式:7速DCT
駆動方式:FF
タイヤ・サイズ:185/60R15
最小回転半径(m):4.9
JC08モード燃費(㎞/ℓ):37.2km/ℓ ※「HYBRID」のFF車
車両本体価格:225万7200円
月間登録台数:7853台(18年3月〜18年8月平均値)
現行型発表:13年9月(「モデューロスタイル」追加18年7月)
※1は3万2400円高。※2は5万4000円高。☆は「RS・Honda SENSING」「HYBRID・モデューロスタイル Honda SENSING」「13G・モデューロスタイル Honda SENSING」を除く。★は「HYBRID・S Honda SENSING」「13G・S Honda SENSING」「RS・Honda SENSING」専用色。△は「HYBRID・モデューロスタイル Honda SENSING」「13G・モデューロスタイル Honda SENSING」を除く。▲は 「H」系専用色。□は「HYBRID」系を除く。
通常時は奥行きの数値だけを見ても凄さを見出しにくいが、床面が驚くほど低く、そのおかげで高さにゆとりがあって大容量を誇ることに注目したいところ。また後席はワンタッチで倒せるのに加え、低く沈み込むのもライバルにはないフィット独自の魅力である。床面はフラットだ。