レブスピード1月号にて紹介した「澤 圭太×間野敏和 リア軸(意識)ドライビングで開眼せよ!」が、これまでの常識を覆すドラテク上達法として好評だった。そこで、ここではさらにレブスピードっぽくマニアック(笑)に、取材メモ動画から、誌面ではお伝えできなかった「リア荷重を抜かないコツ」を紹介する。webならではの特典として動画も交えてアップしよう。
ターンインで曲げるために「ブレーキを残すこと」は、これまでレブスピードでも数多く取り上げてきた。
クルマをフロント荷重にすることでフロントタイヤのグリップが上がり、相対的にリアの荷重が抜けてリアタイヤのグリップが減少し、クルマが曲がりやすくなるからだ。
「アンダーステアを出さないため」のスポーツドライビングでの基本テクニックであり、走行会でも実戦しているひとは多い。
しかし、数多くのアマチュアに教えてきた澤圭太講師、間野敏和講師の共通見解として、アマチュアはフロント荷重のみ(!)意識して、リア荷重を残す意識がないため上手く曲げられないという。
つまり、フロント荷重が必要以上に過大すぎてフロントタイヤがキャパシティをオーバーし、それに対してリアタイヤには「クルマを曲げるための仕事をさせていない」状態となっている。
スキルアップのためには、「リアに意識の軸を置くこと」が重要と両名は説く。その理由は図をよくみてほしい。4輪のグリップの総和を増やすことが鍵だ。そして、ターンインでのブレーキングでリア荷重を抜かない極意については、動画で説明しよう。
「進入はリア荷重が重要」ということが、わかっていただけただろうか? いままで「フロント荷重が第一」とやみくもに突っ込んでいた人は、確実にタイムアップが可能となるレッスンだろう。
さらに、このリア軸(意識)ドライビングは、最近の電子デバイスにより、制御の介入が多いクルマで特に効果が高い。それらさらに突っ込んだ内容については、レブスピード1月号(Vol.337)を参照してほしい。
また、このドライビングについて、直接レクチャーを受けたくなったら、下記のスクールに問い合わせることをお勧めする。
■ワンスマ http://www.onedaysmile.jp/
■ARDドライビングスクール https://www.arddrivingschool.com/