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ブランドや車種の個性が表れるのは、デザインやメカニズムだけとは限らない。例えば、収納スペースもそのひとつ。ユーザーが少しでも使いやすいように創意工夫が凝らされている。そのこだわりをチェックしてみた。
ホンダの国内におけるSUVはここ数年に渡って「ヴェゼル」のみだったが、18年8月に「CR-V」が追加された。ご存知の方も多いが「CR-V」は1995年にクリエイティブムーバーの第二弾として登場して人気を集めたが、2016年に日本市場から姿を消した。とはいえ、海外では現行型となる5代目の販売は継続されており、あらゆる部分の熟成が図られたのち日本での復活を果たした。パワートレーンは1.5L直4と、2.0L直4+モーターのハイブリッドの2種類で、ガソリン車には7人乗りも用意されている。
アイデア満載のセンターコンソール収納に刮目‼︎
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都会派SUVということもあって、室内はスッキリと洗練されており、上級グレードの「Masterpiece」系では本革シートをはじめ、上質感のある専用インテリアとなる。ただし、実用面については全車共通。特にセンターコンソールはスライド&取り外しできるトレーのおかげで様々な使い方が出来るのがポイント。
①サンバイザーのカードホルダーはベルト式。はがきサイズのカードまで挟めるため便利で使いやすい。
②サングラスや運転用のメガネを入れるのにもちょうどいいスペース。運転中もサッと手を伸ばして出し入れ可能。
③保湿系の大型ボックスティッシュが収まる広さのグローブボックス。ロックが左右にあり見栄えもいい。
④センターコンソールは前トレー、マグカップも置けるドリンクホルダー、後ろトレーの3段構えで実用的。![](https://motor-fan.jp/images/articles/10006940/big_813781_201812101556560000001.jpeg)
⑤センターコンソールは深くて大容量。トレーはスライド&取り外し式でアレンジの自由度が高く、外さなくても下にボックスティッシュが置けるのは見事。
⑥インパネ右端には小型のポケットも用意している。ガソリンスタンドの会員カードなどを置くのにも好都合。
⑦ドアアームレストの、ドアを閉じる際に手で握る部分も底があって小物置き場として重宝する。意外に便利だ。
⑧シートバックポケットは運転席にも助手席にも備えている。大型サイズでA4サイズの本を挿してもゆったり。
⑨後席センターアームレストのドリンクホルダーが縦配置なのは、腕を置いて休める機能を重視しているから。
⑩リヤドアのアームレスト(ドアハンドル)も小物入れとして使える。ただしフロントよりもひとまわり小さい。
⑪674mmというフロントドアポケットの前後幅に驚く(後方は壁の奥まで収納部)。スピーカーを高くして実現。
⑫リヤドアポケットも前後幅366mmとかなりの広さ。ここに2本のドリンク+冊子が置けるクルマは少ない。3列シート車だけに用意される収納部
乗員2名に対してふたつのドリンクホルダーとふたつのポケットを用意しているのは、ミドルサイズSUVの3列目としては適切。3列目の乗員には便利でありつつ、シートを畳んだ時にも荷室空間を狭くしないような設計になっているのもまた見事だ。
①ホイールハウスを利用したドリンクホルダー。上部を支えるステーは格納式で、床面は窪んでいるからステーを広げなくても小さなトレーとして使える。
②3列目の収納は少数精鋭。座面の左右にあるポケットはスマートフォンを置くのにも都合がいい。子供が乗る時はゲーム置き場になることだろう。