新型Mazda3がロサンゼルスモーターショー2018事前イベントライブでアンヴェールされた。新型もボディは5ドアハッチバック(HB)と4ドアセダンを設定する。HBとセダンの両タイプのボディを用意するCセグカーは数多いが、どのモデルがもっともうまく作り分けているだろうか?
新型Mazda3。今回は日本名の「アクセラ」ではなく、グローバルな「Mazda3(マツダ3)」を名乗ることになった。ボディタイプはハッチバック(HB)とセダン。従来のアクセラが、HBのイメージが強かったが、新型はどうだろう?
HBとセダンの両タイプを用意するクルマは、HBの方が印象が強いことが多い。現行アクセラもそうだし、スバル・インプレッサもそうだ。
しかし、グローバルで考えると、「3ボックス・セダンこそが自動車だ!」という市場が多い。とくに新興市場は、ファーストバイヤー(初めてクルマを購入する層)が3ボックスセダンを望むこともあって、セダンを設定するのは、必須とも言える。たとえば、中国では、中国専用車としてHBベースのセダンが数多く売られている。新型メルセデス・ベンツAクラスの場合には、HB、そしてセダン、さらにホイールベースを延ばしたセダンが設定されている。
後席の快適性を重視!! メルセデス・ベンツAクラスに、ホイールベースを60mm延長した初のセダン登場
では、HB/セダンのボディスタイルと寸法を比べてみよう。
まずは、デビューしたばかりのMazda3から。
新型Mazda3ハッチバック 全長×全幅×全高:4459×1797×1440mm(ハッチバック) ホイールベース:2725mm
新型Mazda3セダン 全長×全幅×全高:4662×1797×1445mmホイールベース:2725mm
新型Mazda3のHBとセダンのボディサイズは、セダンの方が全長+203mm 全高+5mmとなっている。ホイールベースは同じだ。同じ魂動デザインといっても、HBとセダンで異なる個性が与えられる。
次はスバル・インプレッサを見てみよう。
スバル・インプレッサスポーツ(HB) 全長×全幅×全高:4460×1775×1480mm ホイールベース:2670mm
スバル・インプレッサG4(セダン) 全長×全幅×全高:4625×1775×1455mm ホイールベース:2670mm
こちらは、セダンが全長+165mm 全高+25mmとなっている。Mazda3より全長の延長分は小さいが、セダンはより長く見える。好みの差はあるだろうが、やはりインプレッサは「ハッチバック」のイメージだ。
CセグのHB/セダンの代表格としてメルセデス・ベンツAクラスとアウディA3を選んでみた。CセグHBの王者、VWゴルフも4ドア・セダン版のジェッタやボーラやヴェントといったモデルが存在したが、成功したとは言えない。
メルセデス・ベンツAクラス A180ハッチバック 全長×全幅×全高:4419×1796×1423mm ホイールベース:2729mm
メルセデス・ベンツAクラス A180セダン 全長×全幅×全高:4519×1796×1446mm ホイールベース:2729mm
Aクラスのセダンは、HBと比べて全長+100mm 全高+23mm。セダンを作り慣れているメルセデス・ベンツだから、Aクラスのセダンのデザインもまとまっていて、違和感はない。
アウディA3スポーツバック 全長×全幅×全高:4325×1785×1450mm ホイールベース:2635mm
アウディA3セダン30TFSI 全長×全幅×全高:4465×1795×1405mm ホイールベース:2635mm
アウディA3の場合は、セダンは、長く低くなっている。長さ+140mm 高さ-45mmだ。A3の場合は、セダンは低い全高と相まってスポーティセダン然としている。
HB/セダンの両ボディタイプを持つモデルで、どちらもカッコいい、美しいというモデルはどれか? 新しいMazda3の場合は、やはりHBの個性が際立っているが、実車を見たらセダンも美しいだろう。やはりクルマはセダン!という人(日本では少数派かもしれないが)にとって、セダンのデザインは重要なのである。
ついにヴェールを脱いだ新型Mazda3(アクセラ)、セダンとハッチバック。デザインはどう違う?
【速報!新型Mazda3デザインチェック】はっきり言って、まだわかりませんでした。 もっとしっかり見てみなければ!「マツダ3(アクセラ後継)」