全日本ラリー第10戦「新城ラリー2018」に、なんとリヤエンジン・リヤドライブの“あの”スポーツカーが参戦した! その正体は……シュツットガルトの雄ではなく、華の都パリのエスプリ「ルノー・トゥインゴGT」でした。トゥインゴとしては初の参戦だが、RR+MTがもたらす痛快な走りを大勢のファンの前で披露したのだった。
クラス8位で見事に完走
ルノー・トゥインゴGTが、新城を颯爽と駆け抜けた! 全日本ラリー選手権2018年の最終戦となる 第10戦「新城ラリー2018 」に、シンクマーク ラリーチームから、大橋 逸夫選手(ドライバー)、高橋 芙悠選手(コドライバー)のペアがトゥインゴ GTで参戦し、初参戦ながらトラブルやアクシデントもなく、クラス 8 位完走を果たしたのだ。
トゥインゴ GT が全日本ラリー選手権に参戦するのは初めてのことで、会場に集まった ラリーファンからもおおいに注目を集めた。
トゥインゴ GT は、特徴的なリヤエンジン・リヤドライブ(RR)の駆動方式を持つトゥインゴをベースに、様々なモータースポーツ活動を通じて得た豊富なノウハウを持つルノー・スポールがチューニングを施した109psを発生するターボエンジンを搭載し、同じくルノー・スポールがシャシーに専用のチューニングを施したコンパクトスポーツだ。今回参戦した車両は、トゥインゴ GT を車両規定に沿って改造したラリー仕様の車両である。
シンクマーク ラリーチームは、来年の全日本ラリー選手権に引き続きトゥインゴ GTで参戦する予定だという。