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三菱自動車の「新型デリカD:5」を 速攻【見た目】インプレッション「そ、そうきたか!」


本日(11月21日)三菱自動車は、2018年度内に発売を計画している超人気オールラウンドミニバン「デリカD:5」の新型モデルが本日より予約注文受付を開始するとともに、新型『デリカD:5』を、東京オートサロン2019に参考出品することを発表。その発表会場で本誌記者が自ら見た印象をお伝えしましょう。

フルモデルチェンジにはあらず

新型『デリカD:5』のフロントマスク。まさしく「ギラギラ」である

洗練された都会的デザインを狙った「アーバンギア」


「そ、そうきたか!」


率直に言えば、そんな第一印象を受けた新型デリカD:5。フロントグリルが大型かつギラギラ仕上げで、とにかく大胆なのだ。そしてヘッドライトはなんと縦型。低い位置にあって、5灯LEDのロービームと4灯LEDのハイビームを並べて組み合わせている。ボンネット付近にある“ツリ目”はポジションランプだ。


今回の新型はなんと約12年ぶりデザイン刷新だが、噂されていたフルモデルチェンジかといえばそうではない。フロントセクションとリヤゲートは完全に新デザインになっているものの、ピラー類は見慣れた形状。つまり車体そのものは従来型を継承しており、いわばビッグマイナーチェンジなのだ。


それにしても迫力のあるフロントデザインだと感心する。新型デリカは標準車のほかに“エアロ仕様”といえる「アーバンギア」を用意しているが、そちらは標準車にも増してメッキ感が強くて煌めいている。





好みが分かれそうなエクステリアの変化に比べると、インテリアのリフレッシュは誰にも歓迎できるものだろう。インパネを全面刷新し、木目調パネルも大胆にコーディネート。上質感は大幅に高まった。


そんなインパネは、今どきの大画面ナビもスマートに収めるほか、ホールド機能付きの電動パーキングブレーキやプッシュ式スターターを採用。いっぽうで4WDセレクターは操作性を求めて大型ダイヤル式にこだわっているのが興味深い。

メカニズム面で興味深いのは、ディーゼルエンジンが尿素SCR採用となりトルクアップを果たしたことと、ATが8速化されたこと。4WDにはヨーレイトコントロールが新たに追加されてハンドリングを高めている。


そして、「選択と集中」といえるのがそんなパワートレイン。従来存在したガソリン車やFFモデルが、新型には存在しないのだ。そのため、新型の価格レンジは約385万円~425万円と上昇している。


ただし、これまで通りの価格で手が届くガソリンエンジン車へのニーズも予測できることから、三菱自動車はあらたな手段をとった。ガソリンモデルは従来型を継続販売するというのだ。こちらは4WDとFFが選択できる。


ただし、従来型では今どきの新車選びには必須といえる先進安全機能が心もとないので、やはり新型を積極的に選ぶことをオススメしたい。この派手で大胆なフロントマスクが受け入れられるのであれば。


(編集部)

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