これぞ中国! ハイエンドサルーンのみならず、D〜Eセグメントにもロング仕様のセダンが求められる中国マーケット。まだ日本へ導入されていない新型プジョー508だが、広州モーターショーでは早くもロング仕様が登場した。これがまた意外にカッコよくて……。
ミドルクラスでもロングバージョンは必須!
メルセデス・ベンツであればSクラス、BMWであれば7シリーズに、それぞれロングと呼ばれるストレッチ仕様があるのはみなさんご存知の通り。日本にも導入されている。だがしかし、中国市場では何年も前からEクラスや5シリーズにもストレッチ仕様がラインナップされているのだ。
これはミドルクラスでもショーファーリムジンとして使われることが多い……というわけではなく、ドライバーズカーでも「どうだ! 広いだろう」と自慢したいから、という中国人の嗜好によるものだそうだ。
そんなわけで広州モーターショーで早くも登場したプジョー508のロングバージョン、その名も「東風(DongFeng)プジョー500L」をとくとご覧あれ!
全長は標準ボディよりも100mm伸びて4856mm、ホイールベースは55mm伸びて2848mmとなった。標準ボディを基準に絶妙なバランスでデザインされたはずの508のエクステリアだが、こうして見るとこれはこれで妙にカッコイイから不思議だ。
肝心のリヤシートの写真がまだ入手できていないが、伸ばされたホイールベースの恩恵はほぼすべてリヤパッセンジャーの足元スペースの拡大に充てられている模様だ。
508の日本上陸はもう少し待つ必要がありそうだが、一方の中国では専用ボディまで登場。なんだかちょっと羨ましい。