トヨタ紡織は、愛知県豊田市の猿投工場内に「ものづくり革新センター」を新設すると発表した。2019年11月竣工予定だ。
トヨタ紡織は、将来の競争力確保に向けて、工程革新を織り込んだ次世代ラインの構築や、「つながる工場」の実現に向けたIoTの導入に取り組んでおり、新設する「ものづくり革新センター」は、それを具現化するために必要なインフラを整えるもの。これにより、AI技術や自働化技術を活用した次世代ラインの構築、ものづくりの効率化、高度化を加速していく。
センター名の「ものづくり革新」は、開発から生産技術、品質、工場までが連携し一体となった「ものづくり」を実践しつつ、将来を見据えた革新的な「ものづくり」を具現化していくという意味を込めている。
ものづくり革新センター新設のねらい
1 将来に向けた生産技術開発の加速
AI技術、自働化技術などの工程革新を織込んだ次世代ラインの構築、IoTの具現化、ものづくりの効率化、高度化を推進
2 グローバル生産技術情報センター機能の強化
グローバル全工場の生産技術・生産・品質情報を一元化し、設備トラブルや品質の予兆管理などを実施
3 開発・生産技術・品質保証・工場の連携強化により、海外拠点に導入する型や設備の完成度を向上するなど生産準備の効率化、お客様第一の品質確保の取り組み強化
建物の概要
所在地:愛知県豊田市亀首町金山88番地(猿投工場内)
建屋構造:地上5階建て(建屋面積 7350㎡、延床面積 30350㎡)
建設期間:2018年11月着工、2019年11月竣工予定
投資額:約68億円
収容人数:450名